朝の読み聞かせ 2年1組 まだ、早いか
冬休みが近くなったせいか、子どもたちはいっそう元気になった気がする。2年生の教室へ向かっていると、廊下に出ている子が3人。どこかへ行こうとしている。「どうしたの? もうすぐお話がはじまるよ」と聞くと「むにゃむにゃ……」。「なにか用事があるの?」と聞くとまた「むにゃむにゃ」。「なにもないなら教室に戻ろう」というと、教室へもどっていったようだ。クラスではもう並んで待っていてくれた。
プログラム
絵本 これなーんだ? のむらさやか文 ムラタ有子絵 福音館書店 こどものとも0.1.2. 2005.05月号
おはなし まめじかカンチルが穴に落ちる話 インドネシアの昔話
『これなーんだ?』は、先日6年生で読んだ本。2年生もよく楽しんでくれたが、6年生の方が面白がった気もする。「まめじかのカンチルが穴に落ちる話」は、9月にも2年生の別のクラスで語った。そのときはあまりわからないようだったので、今回は「まめじかは、小さな動物だけれど、ずるがしこくて大きな動物をだますこともあると考えられている」と説明してから語ってみた。いつもと雰囲気が違うお話を、子どもたちは興味深そうに聞いていた。象が出てくるあたりがもりあがる。最後まできいて、ははーんとわかった顔をした子は数人。「かわいそう」という子もいた。見学に来ていた仲間からは、「わたしは面白かったけれど、子どもたちの反応は悪かったですね」と鋭い感想をもらい、肩を落とした。自分では、そこまで反応が悪いと思わなかったのだが……欲目で見ていたかもしれない。とにかく、2年生では、まだ、この話は私の語りでは、理解しにくいのだろう。次は3年生で語ってみようと思っている。昨年は3年生で語ってうまくいったから、大丈夫だとおもうのだが……。
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