I南小学校 朝の読み聞かせ 6年1組 自分のおはなしをもちたい
いよいよ、冬がきた。寒いっ!!
教室では、先生がストーブをたいて下った。
プログラム
絵本 これなーんだ? のむらさやか文 ムラタ有子絵 福音館書店 こどものとも0.1.2. 2005.05月号
おはなし ルンペルシュテイルツヘン グリムの昔話
『これなーんだ?』は、赤ちゃん絵本だけれど、発想が楽しくて、大きな子も、一生懸命考えてくれる。お話の前の和みの本として使った。「これなーんだ」と聞くと、だれかが答えると「ああそうか」と納得し、わいわい言いながら、見てくれた。
「ルンペルシュティルツヘン」もよく聞いていた。11月に語ったばかりなので、わたしも、安心して語れる。ただ、ちょうど最後のいちばんの山のところで、遅れた子がはいってきて、張りつめた空気がゆらめいてしまっのたが残念。でも、ま、それはそれで、仕方がない。
終わると先生から「覚えるのにどのくらいかかったのですか?」と聞かれた。覚えたのはずいぶん前のことだから、ぜんぜん覚えていない……と答えに困り、てきとうに(ごめんなさい)「1か月くらいです」と答えた。同じおはなしを何度も語っていると、覚えたことすら忘れちゃっている。そのうち、もとからなぜか知っていたなんて思いだすかも。でも、そこまで語りこめたら、自分のおはなしになったといえる。そういう自分のおはなし――覚えた言葉をいうのではなく、自分のなかにある物語を語るおはなしを、数は少なくてかまわないから、持っていたい。
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