朝の読み聞かせ 3年2組 心をよせあう子どもたち
このクラスは今年は2回目。教室に行くと、まだ先生はいらっしゃらなくて、お話の準備はできていなかったが、私の顔を見ると、机を後ろにずって準備をしてくれた。
準備ができたので教室にはいると、ひとりの子が私用の椅子をもってきてくれた。よく見れば、まぶしくないようにカーテンをひいている。すごいっ!! 「おはようございます」と挨拶すると、子どもたちのなかで、当番にあいさつするよう促す声があり、当番がでてきて、はじまりの挨拶をしてくれた。絵本を見せると、横の方の子がみにくいといい、すると、みんなで「もっとよってよって」といってきゅっとコンパクトにまとまる。なんていいクラスなのだろう。
絵本 はぐ (幼児絵本シリーズ)
佐々木マキ作 福音館書店
おはなし 王子さまの耳は、ロバの耳 ポルトガルの昔話
絵本 ほね・ホネ・がいこつ! (すごいぞ! ぼくらのからだ)
中川ひろたか文 スズキコージ絵 保育社
『はぐ (幼児絵本シリーズ) 』は、意外なもののハグを楽しんでいた。それからおはなしへ。途中で、ひとりの男の子が遅れて入ってきて、子どもたちの注意が逸れたが、構わず続けた。よく知っているおはなしだろうが、意外にもよく聞いてくれるので、こちらが緊張してしまって、一瞬頭が真っ白に。少しして思い出し、なんとか続けられた。それにしても、ある男の子はものすごく聞いていて、驚いた。このお話は、よく知られているようでいて、ちゃんときいたことはないお話なのだと思う。これからも語っていきたい。
最後の『ほね・ホネ・がいこつ! (すごいぞ! ぼくらのからだ) 』も、意外にも子どもたちは真面目な顔で聞いていた。骸骨をみて、もっと面白がると思ったのだが……。
終わりの挨拶が終わって帰ろうとすると、先生がいらして「クラスでトラブルがあったので、その対応をしていておはなしが聞けなくてすみません」とおっしゃった。なにかあったんだ。でも、子どもたちは心をよせあっていて、とっても素晴らしかった。
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