6月のおはなし広場 おもしろい話ならきけるよ!
今日はダブルヘッダー。午後は南K小学校の1年生のおはなし広場へ。今年の1年生、集団での行動が苦手な子が多く、まだ落ち着かない。今日も、並ぶまでに5分ほどかかり、それでも、はみ出している子が数人。こんな年は初めてで、先生も手をやいておられる。でも、聴くときは聴いている。はやく落ち着くといいなあ。
プログラム
絵本 ぼく、だんごむし (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)
得田之久文 たかはしきよし絵 福音館書店
絵本 おとうさんがいちばん (世界の絵本)
バレリー・ゴルバチョフ作 那須田淳訳 講談社
絵本 あめこんこん 新装版 (講談社の創作絵本)
松谷みよ子作 武田美穂絵 講談社
おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *
絵本 うちゅうじんは パンツが だいすき (講談社の翻訳絵本)
クレア・フリードマン文 ベン・コート絵 中川ひろたか訳 講談社
『ぼく、だんごむし (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)』は、やはり、子どもたちの興味のあること。本についておしゃべりしながらもよく聞いていた。「昆虫は足が6本だよ」と、絵本より先に知識を披露してくれる子もいる。次の『おとうさんがいちばん (世界の絵本)』も、聞いている子はよくわかっているようで、絵に描いた花に水をあげるというと、「ええーっ」と言っている。
『あめこんこん 新装版 (講談社の創作絵本)』は、読み手がとても静かに読んだので、聞き入っていた。子どもたちは、大声を張り上げるより、しずかに読んだ方が聴くと思うことがよくある。
次は、わたしの「ひなどりとネコ」その前に背伸び運動をさせたら、寝ころんじゃう子が何人もいて、座らせるのに大変。前の方の子は、わたしの足元に寄ってきてしまう。仕方がないからはじめてしまった。でも、だいじょぶ。ネコがひなどりを襲ってくるところから、みんな目を見開いて、じっと耳を傾けてくれた。くしゃみを我慢しているところでは、やっぱり鼻を押さえる子がいる。お母さんが、くしゃみを許してしまうと、ええーっと声が上がった。ひなどりが助かっても、最後まで聞いてくれたのが、やっぱり午前の年長さんより、ひとつ年上だ。お話が終わると、疲れたたのか、また、びよ~んと寝転がる子がいっぱい。次の読み手が巧く話しかけてくれて、また座らせた。『うちゅうじんは パンツが だいすき (講談社の翻訳絵本)』は「みじかーい」との声。
今日はおはなしの力をものすごく感じた。おもしろい話なら、子どもたちは一生懸命きける。その前後に寝転がったりするのは、これはもう、少しずつ、礼儀を覚えていくしかないだろう。わたしたちおはなしボランティアは、子どもが面白い(ただ、笑うだけでなくて、惹きつけられる)話を用意することに、力を注ぎたい。
←やっぱり子どもはダンゴムシが好き
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