A小学校図書館祭 5年2組 先生もいっしょに
4限目は5年2組。
2限目3限目と低学年だったので、急に大人びて見える。担任の先生はがっちりした男の先生。子どもたちはぴしっとしている。
いっしょに入ったボランティアのkさんか、教室に入ると、子どもたちに「固いよー、君たち。もちて楽しみなきゃ、先生が怖いんか? 先生に後ろむいとってもらおうか」などと言われて、先生は少し渋い顔をされて、こちらははらはら、どきり。でも、教室の雰囲気がだいぶ緩んだ。これは、kさんじゃなきゃ、絶対できないよ~。
プログラム
絵本 りょうりを してはいけない なべ (講談社の創作絵本) シゲタサヤカ作 講談社
大型絵本 アレクサンダとぜんまいねずみ ビッグブック レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳 好学社
手遊び いちにのさんぽのしっぽ *
おはなし かしこいモリー イギリスの昔話 *
絵本 アヒルだってば!ウサギでしょ! エイミー・クローズ・ローゼンタール/トム・リヒテンヘルド作 今江祥智訳 サンマーク出版 *
絵本 ぼくらは赤いうたうさぎ (ことばのからくり) 大津由紀雄文 藤枝リュウジ絵 岩波書店*
ものすごく真剣に聞いていたのが『アレクサンダとぜんまいねずみ ビッグブック』。きっとお話に入り込めたのだと思う。わたしは、本を支えていたので、声だけで聴いていたけれど、クライマックスからほっとする素敵なラスト。いい絵本だ。
いちにのさんまのしっぽの数え歌は、5年生にしては簡単すぎるかと心配したが、結構楽しそうにやってくれた。数えて折る指を、右手と左手で1本ずつずらすのが、なかなかできない。先生も一緒にやってくださり「先生はできたぞ!」と一言。「おお、さすが先生。みなさんも先生を見てやってみて」と言って、「では、次は手を反対に」というと、先生が「えっ、こんどは反対にやるの? (先生の方を見ている子たちに)見るな!」といって、またやってくださった。できると「できたぞ!」子どもたちが「どうしてできるの?」というと「頭がいいんだ」。強面の先生だけれど、本当はとっても楽しいかたなのだと思った。
そのあとの「かしこいモリー」のころは、ちょっと私の声が枯れてきたけれど、それでも、よく聞いてもらえて満足だった。
『アヒルだってば!ウサギでしょ!』は、ぽかーん。やはり、この絵本は、同じ場面が続くからくどすぎるのだろう。でも、そのあとに『ぼくらは赤いうたうさぎ (ことばのからくり)
』を読むと、子どもたちは、単独で読むより、ずっと楽しんでくれるように思うのだ。今回も、ひとつひとつ、ああーそういうことかーと、頭を使って楽しんでくれた。
今年も、無事終わってほっ。今年は、いつもより、声が枯れなくて、お話は3話とも、ほぼ満足できる語りだったのが、わたしとしては嬉しいこと。他のボランティアさんとの兼ね合いもあるので、また来年に向けて、合間に入れる本、みんなで楽しめる本など、探しておきたい。
←ストーリーがひきつける
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