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I南小学校 朝の読み聞かせ 4年1&2組 いいおはなしは語りあきない

 昨日はI南小学校へ。今年度最後で30分枠。読み手が足りないということなので、わたしは2クラスを担当することに。学校の計らいで、1つの教室に子どもたちを座らせてくださったので、とてもやりやすかった。感謝です。

プログラム
 絵本 アヒルだってば!ウサギでしょ! エイミー・クローズ・ローゼンタール文 トム・リヒテンヘルド絵 今江祥智訳 サンマーク出版   
 絵本 マジシャン ミロの ふしぎな ぼうし (講談社の翻訳絵本)  ジョン・エイジー作 石崎 洋司訳 講談社
 おはなし かしこいモリー イギリスの昔話
 絵本 ぼくらは赤いうたうさぎ (ことばのからくり)  大津由紀雄文 藤枝リュウジ絵 岩波書店 

アヒルだってば!ウサギでしょ!』は、絵はほとんどずっと同じで、ウサギとアヒルどちらにも見える形を、ウサギだ、アヒルだといいあうだけ。でも、本当にウサギといえばウサギに見えてくるし、アヒルといえばアヒルに見えてくる。その不思議さが面白い。子どもたちは、しずかに聞いていて、しかも、ほとんど全員がマスクをしているために、どれほどその面白さを感じているかはわかりにくい。読み終わって「みんなはどっちに見えた?」と聞くと、圧倒的に「ウサギ」と答えたので、へえ、そうなんだと思った。次の『マジシャン ミロの ふしぎな ぼうし (講談社の翻訳絵本)』も、同じく静かに聞いている。楽しんでくれたといいけれど。
 メインはおはなしの「かしこいモリー」。これは、わたしも、子どもたちの顔を見て語るので、反応がよくわかった。緊張したり、喜んだりしながら聞いてくれている。モリーが危険を顧みずに大男の家に戻っていくところなど、友だちと顔を見合わせて笑みを浮かべているのがわかって、とても嬉しかった。このお話は、何度語っても、私も飽きない。いいお話は、ほとんどの子をひきつけ、語り手にもあきさせないのだと思う。
 そのあとの『ぼくらは赤いうたうさぎ (ことばのからくり)』は、余った時間を消化するためにも選んだ1冊。一番初めの『アヒルだってば!ウサギでしょ!』が、絵による紛らわしさを扱ったものに対して、こちらは、言葉による紛らわしさを扱ったもの。雲と蜘蛛の「くも」という単純なことから始まって、だんだん複雑になっていく。勉強みたいでいやがられるかなと思ったが、意外にも子どもたちは喜んだ。ひとつひとつ、「ほおー」と声を上げている。国語の勉強になるので、先生も満足げにしていらっしゃる。こういう反応だと、わたしもよかったと嬉しくなる。
 そのうえ、教室をでて、廊下を歩いているとき、クラスの男の子たちが「あかうたうさぎ」といいながら歩いているのを見て、本当にうれしかった。

 ところで、昨日はそのあと1年間のご苦労さん会が会議室であり、校長先生と図書の係の先生が出席してくださった。私は、校外からのボランティアだが、誘ってくださるので出席させてもらった。この学校では、もう20年以上もやってくださっている方と生徒の保護者さんとそのOBが混ざっている。また、絵本を読むことにこだわらず、折り紙などの工作、子どもたちとのおしゃべり、なんでもありだ。そうしたバラエティに富んだ方たちのおはなしを聞くのは、とても楽しく、また、いろいろ、考えさせられる。
 特に、「本を読むだけで、余裕がなくて何も言えないけれど、なにか、言った方がいいでしょうか?」という質問に、校長先生は「聞いた後に、子どもたちが考えるのが大切。教師はどうしても教えたくなってしまうけれど、道徳の授業で使う物語でも、本当は読んで、子どもたちがいろいろ考えることが大切です」と力強くおっしゃられたのが、とても嬉しかった!!

 すてきな学校、来年度もぜひ!

      
      ↑
     合わせて読むと楽しい2冊

 

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