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2013年3月27日 (水)

K児童館 春休みのおはなし会 「かしこいモリー」の力はすごい!

 今日から春休み。K児童館では子どもたちが大勢、運動場で遊んでいた。先生が声をかけた下さって年長さんから上の32人の子どもたちが入ってくれた。時間前に子どもたちが集まってくれたけれど相方がまだ来ないので、始まるまで「たけのこめだした」でじゃんけん遊びをした。ちょうどの時間になって相方が現れて、「ろうそくぱっ」で始めた。

プログラム
 手遊び たけのこめだした *
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 鳥呑爺 日本の昔話 *
 かしこいモリー イギリスの昔話
 おわりのうた ろうそくぱっ

 おはなしの前に手遊びで遊んだのがよかったのだろう。子どもたちと親しくなれていて、とても自然に話に入っていくことができた。「鳥呑爺」とタイトルをいうと、「ぼく知っているよ。おなかに入って……」と一番前の幼稚園年長の男の子が言い始めたので、「しーっ、ないしょだよ」ととめて始めた。語りだし歌が入ると、ちょっと雰囲気が違っていたのかもしれない。その男の子もへえ?という顔をした。おじいさんが舌をだすところで、何人もの子が舌を出す。おじいさんが鳥を呑みこんでしまうと、目をまるくする子がいるから楽しい。おじいさんやおばあさんの台詞をおもしろがる子もいた。これははじめてのことだ。結末句をいうと、きょとんとしているので「おしまい」といって終わった。次は「かしこいモリー」。これは、やはり、「下の3人の女の子を森の中に捨てました」から、ぐぐっと入ってきて、ずっと興味を持って聞いている。途中、赤ちゃんが泣いたりして、気がちることもあったけれど、子どもたちは、ちゃんとお話を聞いている。このお話は、きょう相方が語ったが、南K小学校の1年生に、先日わたしが語ったばかり。その南K小学校の1年生が来ていた。そのうちのひとりが、モリーが「いえいえ、来ますわ」というところで、語り手に先んじて「いえいえ」と言っていた。覚えていてくれたのだ。

 ところで、おはなしが終わると、その南K小学校の1年生の子が、相方に「前にも『かしこいモリー』話してくれたよね」といいにきて、相方が「私じゃなくて、もう一人のおばさんでしょ?」というと、よくわからないという顔をしたとのこと。私の印象はあまりなかったということか……ううむ、少しさびしい。でも、その子のなかに、「かしこいモリー」というお話はしっかり入っていたということ。喜ばしいことと考えておこう。

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