雨の日のお昼休みおはなし会 7回目 本選びに悩む
予報では気温が低いと雪が降るかも、ということだったけれど、あたたかったので、冷たい雨。
お昼休みになったが、だれも来ないので、「ま、こういう日もあるか」と思っていると、4年生の男の子が3人、おなかになにかを隠して入ってきた。折り紙だ。せっかく、秘密のかくれ場所で折り紙をしにきたのに、という顔をして、「ここ(部屋のすみ)で、聞いているから、折ってもいいい?」と聞いてくるので、「いいよ」と答えた。そこへ、2年生が3人はいってきたので、はじめた。
読んだ本
ぼくはぞうだ
五味太郎作 福音館書店
なにをたべたかわかる?
長新太作 絵本館
いちごばたけの ちいさなおばあさん (こどものとも傑作集)
わたりむつこ作 中谷千代子絵 福音館書店 (途中まで)
ぼく・わたし
高畠那生作 絵本館
ゆうかんなヒツジかい (児童図書館・絵本の部屋) デビ・グリオリ作 山口文生訳 評論社
『ぼくはぞうだ』『なにをたべたかわかる?』は、わいわいしながらも、楽しく読めた。ところが、次は、静かに聞くはなしだからね、と言って『いちごばたけの ちいさなおばあさん (こどものとも傑作集)』と読み始めると、これが、まったく聞けない。おばあさんが小さいことに驚いたり、「かつ、かつ、かつ」という擬音に「かつ丼」といったり……。ひとり男の子だけがストーリーをおってきいていたが、ほかの子が立って走り、またもどってきて聞くということをやりだして、とうとう、だれもきかなくなったので、途中で読むのやめた。そのころ6年生の男の子が5、6人入ってきて、すわった。2年の子たちももどってきて『ぼく・わたし』を。これは、絵が面白いのでわいわい聞き、終わったころ、6年生の子たちは友達にみつかって(友達から隠れていたのだ)帰っていった。そのとき、前回、ひとりで静かに全部本を読み返した女の子がまた静かに入ってきた。そこで『ゆうかんなヒツジかい (児童図書館・絵本の部屋)』。これは、その女の子と、最初からいた男の子2人が、よく聞いてくれた。
ぱっと見てその場でわかるもの、ストーリーがポンポン進んでいくものでないと、この昼休みの落ち着かない環境では子どもたちはきけないと、今日は、はっきり分かった。そうしたききやすい本をそろえて、静かにきけるようになればいい。と、思うのだが、刺激的な本路線にははまりたくないし、本選びに苦戦している。
落ち着かない環境でもきけた絵本たち
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