７月のひよこちゃん リズムのよい本を

　今日は午前中からぐんぐん気温が上がっている。ふーっ。
　こんな日は図書館がいい。

０歳１名、１歳２名、２歳２名。５組の親子が集まった。

プログラム

　わらべうた　ももやももや　*
　絵本　ぼうしぴょこ　前田マリ作　こどものとも０.１．２．2010年７月号　福音館書店　*
　絵本　がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん (福音館あかちゃんの絵本) 　安西水丸作　福音館書店　*
　絵本　あなたはだあれ (松谷みよ子あかちゃんの本) 　松谷みよ子作　瀬川康男絵　童心社　*
　わらべうた　こまんかなみ　*
　絵本　かにこちゃん (はじめてであうえほんシリーズ) 　きしだえりこ文　ほりうちせいいち絵　福音館書店
　絵本　おにぎりくんがね… (おいしいともだち) 　とよたかずひこ作　童心社
　紙芝居　おおきなおともだち―2・3歳児向 (おおきくなあれ) 　中原収一作　教育画劇
　紙芝居　おばけのたまご (教育画劇のかみしばい) 木村裕一作　中沢正人絵　教育画劇

　１歳の子たちはちょうど歩き始めたばかり。いろいろなものがめずらくして、あちこちへふらふら。こんなとき、頼りになるのは２歳児さんなのだが、男の子のほうは、なかなかじっとできない。「ももやももや」で子どもたちの注目が集まったのだが、『ぼうしぴょこ』でばらけてしまった。『がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん (福音館あかちゃんの絵本)』は、リズムがいいせいか、子どもたちはまた絵本にもどってきた。でも、後半になると、２歳児さんが飽きてしまったようで、寝転がってばたばたしたり、声をあげたりしはじめた。次に、リズムのよい本をみせればよかったのだが、『あなたはだあれ (松谷みよ子あかちゃんの本)』では、うまくいかなかった。女の子の方の２歳児さんが、「わんわん」「ひつじ（ほんとうは、こやぎ）」と反応してくれたけれど、男の子はさらにばたばたしはじめて、子どもたちがその子ばかり見るようになり、とうとうお母さんが子どもを連れだしてしまった。リズムのよい本『ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)』や『てん てん てん (0.1.2えほん) 』をみせればよかったと、反省。
　「こまんかなみ」は、どの子も大喜び。終わってからも、体を揺らしていた。そのあとの『かにこちゃん (はじめてであうえほんシリーズ)』は、リズムがいいから、よくきいていた。最後の場面におかあさんたちもうっとりしている。でも『おにぎりくんがね… (おいしいともだち)』からは、子どもたちがてんでがばらばらのことをしはじめて、やかあさんたちは、はらはらとしていて、読み手はとにかく読み終えるという感じになってしまった。
　わらべたうたをふやすか、リズムのいい本をたくさん用意しておくか、そんな工夫が必要だ。

　　　　　 ←『がたんごとん がたんごとん』と並び、多くの子に喜ばれる。