朝の読み聞かせ ３年１組 ギャング・エイジたち

　早めに行ったつもりだが、教室の前で先生が待っていらっしゃった。教室にはいると、横いっぱいに広がって座っている。窓際にもたれている男の子たちのグループも。３年生。ギャング・エイジだ。「横にいると絵が見えないよ。この絵本は絵が見えないとおもしろくないよ」と声をかけ、すこし寄せて（それでもひろがっている）、はじめた。
　

プログラム
　絵本　ぞうの金メダル 　斉藤洋文　高畠那生絵　偕成社
　おはなし　おばけ学校の３人の生徒（松岡享子作）

『ぞうの金メダル』はこの前６年生で読んだ時より、ずっと反応がいい。ゾウのすごさを素直におもしろがってくれた。知らん顔していた子たちも、どんどん絵本のほうに顔を向けだした。
　つぎは、いよいよ「おばけ学校の三人の生徒」。はじめて子どもたちの前で語る話だ。子どもたちが面白がるか、たいくつするか……。結果は花丸。とても楽しんでくれた。おばけ学校で、先生がだす課題を、一年生おばけ、二年生おばけ、三年生おばけと順に上手にこなしていくのだが、子どもたちはへたくそな一年生おばけを面白がり、上手な三年生おばけがどうやるかを楽しみに待つという聞き方をしてくれた。
　はじめ語るお話がうまくいくと、ほっとする。今年の夏は、何回もこのおはなしを語る予定だ。わたしも、楽しもう。