Ｉ南小学校 朝の読み聞かせ ６年２組 楽しんできいてほしい

　助っ人で行っているＩ南小学校。いつもぎりぎりに行って、ご心配をかけているので、今日は早めにでかけた。教室ではまだ担任の先生がいらっしゃっていない。「読み聞かせをするので準備してください」と声をかけると、子どもたちが机を後ろにずってくれた。ここでは、床に座るのではなく、椅子を並べて聞く。

プログラム
　絵本　ぞうの金メダル 　斉藤洋文　高畠那生絵　偕成社
　おはなし　あめふらし　グリムの昔話

　もうすぐオリンピックが始まるので、８年前のオリンピックのときの絵本を。子どもたちは、ひどくまじめな顔で聞いている。幼すぎたか？　このあほなのりに、なじめなかったか？　あまり気にせずに、おはなしへ。どの子も真剣な顔で聞いている。でも、本当によく聞いている子は数人かもしれない。そのなかで、ひときわ真剣に聞いている子がいて、ほほぉと思ったら、おはなしが終わったとたんに、立ち上がって、感想をいってくれた。「若者がきつねといっしょに考えて、うまく隠れるところが面白かったです」と、ちゃんと話をわかってくれている感想だ。でも、感想をいう当番になっていて、必死で聞いていたのだろう思うと、複雑な気持ちだ。どうか、心から楽しんで聞いてくれた子がいますように。