I図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 試練の場所
春を迎える雨が降っている。I図書館で語るのは、本当に久しぶりだ。大人4人。子ども6人というこじんまりとしたおはなし会だった、
プログラム
みるなのくら 日本の昔話 *
こすずめのぼうけん エインワース作
ついでにペロリ デンマークの昔話
子どもたちは初めて聞く子ばかり。小さな薄暗い部屋で、絵本も紙芝居もないという、普通と違うおはなし会に、緊張している気がする。そして、「みるのくら」を語ったわたしも、久しぶりということで、ものすごく緊張した。子どもたちは、はじめのうち、もぞもぞしている。でも、半分すぎの一の蔵から順に開けていくところで、どの子もピタッととまって、聞いてくれた。そのあたりで私の緊張もとけ、気持ちよく語れた。
次の「こすずめのぼうけん」は、対象年齢が限られてくるように思う。あまり小さくてもわからないし、大きな子は感情移入しにくい。今日の子たちは、ちょうど、大きい子と小さい子で、すこし物足りなかったかもしれない。
「ついでにペロリ」は保育園や小学校で語ると、わいわい楽しんでくれるが、知らない子同士が集まっているおはなし会では、気を許して笑いあえないために、盛り上がらない。語り手が一生懸命楽しそうな雰囲気をだしていたが、やはり、しんとしていた。私たち会員はとても楽しかったのだが……。
この図書館で語るのは、試練でもある。しかし、こっちが緊張してどうする。もっと場を和ませなくては。
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