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2012年2月13日 (月)

2月のおはなし広場 楽しみながら世界にふれる

 肌寒い日、南K小学校は、インフルエンザが落ち着いてきて、子どもたちは元気だ。ストーブを入れてくださり、その位置の関係で、子どもたちは、真ん中から少し窓際にずれて座っていた。

プログラム

紙をつかったおはなし コートのおはなし *
絵本 ちいさなこぐまのちいさなボート (はじめてブックシリーズ) イヴ・バンティング文 ナンシー・カーペンター絵  千葉茂樹訳 主婦の友社
おはなし だんだんのみ 日本の昔話
絵本 めざめのもりのいちだいじ―おおきなクマさんとちいさなヤマネくん (日本傑作絵本シリーズ) ふくざわゆみこ作 福音館書店  
絵本 シロナガスクジラより大きいものっているの? (児童図書館・絵本の部屋―ふしぎだな?知らないこといっぱい)  ロバート・E・ウェルズ作 せなあいこ訳 評論社 *

 素直に思ったことを口に出すのが、今年の1年生。今日も、いろいろなことを言ってくれた。『ちいさなこぐまのちいさなボート (はじめてブックシリーズ)』では、「ボートをつくればいいじゃない」「だんだんのみ」では、「キジって?」「狩人って?」「やっぱり~」「ほら、言った通り」などなど。『シロナガスクジラより大きいものっているの? (児童図書館・絵本の部屋―ふしぎだな?知らないこといっぱい)』では、「クジラがいちばんおおきいよ」(山をつみあげるところで)「そんなにのらないよ」。
 でも、聞くところはちゃんと静かに聞いている。『めざめのもりのいちだいじ―おおきなクマさんとちいさなヤマネくん (日本傑作絵本シリーズ)』では、クマさんがおきて蜂の巣を移動させるところから、しんとして聞いていた。蓮華畑でうわっ声が上がる。
 こうして楽しみながらいろいろな世界に触れられるのは、とても素敵なことだと思う。

 わたしが読んだ『シロナガスクジラより大きいものっているの? (児童図書館・絵本の部屋―ふしぎだな?知らないこといっぱい)』は、後半が銀河、宇宙と広がっていくので、子どもたちがついてこられるか心配した。でも、最後まで興味をもって聞いてくれたので、ほっとした。この絵本の最初ところに「きみがなにか大きなことを考えたくなってくれるとうれしいな」とあるように、おはなしや絵本から、なにかに興味をもってくれたらうれしいな。

     ←宇宙の大きさを実感できる

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コメント

ほんとですね。
この間の講演会で、最初にうれしい・楽しい・こわい などの感情をしっかり持つことがたいせつ、と聞いてきましたが、そういう経験も絵本でいっぱいしてほしいですよね。その中で知識も自然とついてきますよね。

マーガレットさん

わたしも、先日清水真砂子さんの講演会を聞き、新たに本の持つ力を感じました。わたしたちは、子どもがいろいろな本と出合うお手伝いが、少しでもできればいいと……。

生の体験をいっぱいして、そして本で心の体験して、育っていくのですね(大人も)

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