10月のおはなし広場 新しい昔話絵本
暖かい陽気が続いている。どういうのだろう。これも、温暖化?
さて、南K小学校5時限目の1年生のおはなし会。子どもたちは、運動会が終わって、ひとまわり体が大きくなったように感じる。
プログラム
大型絵本 バムとケロのそらのたび 島田ゆか作 文渓堂
おはなし 三枚のお札 日本の昔話 *
大型絵本 どんぐりたろうのき (よみきかせ大型絵本) 鶴見正夫文 黒井健絵 佼成出版社
絵本 さるかにがっせん (日本の昔話えほん) 山下明生文 高畠那生絵 あかね書房
大型絵本 バルボンさんのおでかけ (ワニのバルボン) とよたかずひこ作 アリス館
どのお話も、よく聞いてくれた。『バムとケロのそらのたび』が楽しくて、ページがめくると次に何がでてくるか期待できて、子どもたちの気持ちが開いた感じ。大型絵本になっても、絵はやはり細かいから、後の方の子は見づらいところがあったかもしれないが、肝心のところはだいたいわかって、読み手も、少し解説したりしたからよかった。図書室にあることを説明していたのも素晴らしい。
わたしの「三枚のお札」もよく聞いてくれた。後半を楽しんで、笑い声をあげてくれる子がいたのが嬉かった。わたしは、今日、ちょっと緊張してしまった。大人数の前でのおはなしは、かなりプレッシャーがかかる。
『どんぐりたろうのき (よみきかせ大型絵本) 』も、静かにきいていた。とても楽しんだのは『さるかにがっせん (日本の昔話えほん)』。新しい絵本だ。よく知っているおはなしの、敵討ちに行くときの行列がない。そのかわりに、くり、うす、蜂、牛のくそが、柿の木を育てる段階から順番に出てきて、「早く芽をだせ、柿の種」やという歌の間にわって入る。リズム感はどう? などと考えながら、聞いていたのだが、子どもたちは、敵討ちのところで、先を読みながら、大いに楽しんでいた。絵に迫力とスピード感がある。前半のストーリー、これは、むかしから引き継がれたものなのか山下明生さんがふくらませた部分なのか、気になるところだ。山下さんは、あかね書房から日本の昔話えほんシリーズをだされている。他のも読んでみたい。
すこし時間があまったので、『バルボンさんのおでかけ (ワニのバルボン)』。ラストの落ちで「そういうことかー」という子がいて、みんな納得だった。
←子どもたちは盛り上がった
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