Ｄ保育園 年長さん ３回目 騒がしくとも

　十五夜もすぎたのに、なんて暑いのでしょう。午後の日差しは、くらっときそう。そんななか、Ｄ保育園へ。今日は３回目のストーリーテリングだ。
　ここの園は、母国語がポルトガルの子、自閉症の子もいて、全員が静かに聞くことはできない。それでも、同じようにお話をしてほしいということで、まったく配慮なくお話している。

プログラム

　あなのはなし　マラリーク作
　わらべうた＆手遊び　のっぽのにいさん、こっつんこ　*
　三枚のお札　日本の昔話　*

　暑いから、窓は全開。そして、どうしても声をあげてしまう子あり。かなり騒がしい。けれど、前２列はよく、きいている。周りの騒音は聞こえないようだ。すごいなと思う。
「のっぽのにいさん、こっつんこ」で、お兄さん指をあわせて、と説明すると、「それは中指」と指摘し続ける子がいて、まいったなと思う。それでも、ここの園はわらべ歌を取り入れているので、このわらべ歌も知っている子もいて、一緒にやってくれた。
「三枚のお札」は、最初のうち、子どもの身体がもぞもぞ動いているので、「まだ無理だったのだろうか」と思ったが、鬼婆が出てきたところから、急に前２列が一心にききはじめた。わらべうたで中指を指摘した子は、とくにまんじりともせずにきいている。驚いた。ただ、まわりは騒がしいので、語る私の方もどうしても声を張り上げることになってしまったのが残念。それでも、あれだけきいてくれれば嬉しい。

　お話が終わると、嬉しいことに「また来てね」と言ってくれる。今度は11月だ。