図書館祭の１日

今年も、やってきた。１年に１回のＡ小学校、図書館祭。
２時限から４時限までのあいだに、全学年のクラスで１時限ずつお話会が開かれる。

ＰＴＡの読みきかせボランティアの人とくんで、１、３、４年生を担当した。

２時限目　１年３組

　絵本　3ぷんもまてないよ! (クローバーえほんシリーズ) 　土屋富士夫作　佼成出版社
　絵本　ミミズのふしぎ (ふしぎいっぱい写真絵本 (3)) 　皆越ようせい作　ポプラ社
　紙芝居　しらないおじさん　清水えみ子脚本　鈴木幸枝画　童心社
　手遊び　かたどん　ひじどん　＊
　おはなし　鳥呑爺　日本の昔話　＊
　エプロンシアター　３びきのヤギのガラガラドン　＊

　元気のいい１年生。とても反応がいい。「鳥呑爺」では、「舌ってなあに？」。３びきのヤギのガラガラドンでは、「知っている」と言いながら、ヤギたちが橋を渡り、トロルとやりとりするところを、しっかりきいてくれた。

３時限目　４年２組

　絵本　おはぎちゃん 　やぎたみこ作　偕成社
　絵本　イチローへの手紙 　ジーン・D・オキモト文　ダグ・キース絵　吉池幹太訳　河出書房新社
　手遊び　１、２の３、２の４の５　＊
　絵本　くるりんぱ〈2〉なーに? (くるりんぱ (2)) 　マルタン作　フレーベル館
　おはなし　かしこいモリー　イギリスの昔話

『イチローへの手紙』は、かなり長かった。子どもたちの気持ちにそくした内容なのでよく聞いていたが、さすがに後半は疲れた様子だったので、手遊びを入れた。担任の先生が協力してくださったので、子どもたちもよく参加してくれた。「かしこいモリー」は、びっくりするぐらいよく聞いた。お話の力がすごいと思う。モリーが大男の家へもどると言うたびに、子どもたちの目が輝いた。

４時限目　３年４組

　絵本　田んぼのきもち (絵本の時間) 　森雅浩文　松原裕子絵　ポプラ社
　絵本　いたずらかいじゅうのたんじょうび 　パット。ハッチンス作　乾侑美子訳　偕成社
　絵本　ねえ、どれが いい? (児童図書館・絵本の部屋) 　ジョン・バーニンガム作　評論社＊
　おはなし　金の糸のまり　トルコの昔話　＊
　絵本　くるりんぱ〈2〉なーに? (くるりんぱ (2)) 　マルタン作　フレーベル館＊
　絵本　ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本) 　石津ちひろ作　藤枝リュウジ絵　ＢＬ出版＊

４時限目になって、かなり声がかれてきた。心配しいしい続けた。『田んぼのきもち (絵本の時間)』は、読み手の方言がとても上手で癒された。『』は、たっぷり楽しんでくれた。お話もまあまあ聞いてくれたのだが、やはり「」と比べると子どもの心をつかむのが弱いと感じた。時間がだいぶ余ったので、ひっくり返すと、ということで、『くるりんぱ〈2〉なーに? (くるりんぱ (2))』と『ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本)』を。ちゅうと半端な終わり方になってしまった。『ねえ、どれが いい? (児童図書館・絵本の部屋)』を最後にすればよかったと反省する。

　毎年そうなのだが、声がかれてしまう。今年は、特に、調子が悪かった。もっと楽に声がだす発声を練習したいと思う。

　それにしても、はあ、これが終わると、本当にほっとする。うわーっと盛り上がって、すぅーとひいていく感じ。よい一日だった。