6年生。1年生のときの記憶は……
南K小学校、6年生最後の朝のおはなし会。今日は、担当の方が急用ができてできなくて、わたしは代理。ちょうど「魚と指輪」を覚えたところで、どこかで語りたくて仕方なかったので、ほくほくしてでかけた。
13分のお話ので、はやめに教室までいくと、先生もいらっしゃらず、まだ準備ができていない。でも、わたしが教室に入っていくと、さずか6年生。すぐに机をづらして聞く体勢になってくれた。
プログラムはひとつだけ。
魚と指輪 イギリスの昔話
子どもたちが、お話をどの程度、理解しているのか、どの程度の子がお話についてこられるのか、とても不安だった。子どもたちは、一応に真面目な顔で聞いてくれたけれど、表情に出さない6年生のこと。どうかわからない。数人はあくびをする子もいた。でも、片時も目を話さず聞いている子もいる。心になにか残ってくれるといいけれど。
心に残るといえば、出典本『子どもに語るイギリスの昔話 』を紹介して、「このなかに1年生のとき話した「かしこいモリー」ものっているますよ」といったら、「かしこいモリー」を子どもたちがおぼえていないようだったので、がっかりした。隣のクラスで読みきかせした人は、1年生のときの1か月に1回の授業中のおはなし会の話をしたら、半分くらいの子がぜんぜん覚えていなかったと、反省会のときに話してくれた。1年生のときの記憶なんて、そんなものなんだなと思った。
具体的な記憶として覚えていなくても、おはなしで感じたものは心のどこかに残っていると信じたい。
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