経験、月齢の差
先月は祭日でお休みだったのだ、2か月ぶりのひよこちゃんのおはなし会。わたしは、小道具のスカーフを忘れて、図書館へ行く途中で引き返したりしたので、ぎりぎりで到着。もう、4組の親子(子どもは5人)がまっていてくれた。その中の3人(兄妹と女の子)は大のなかよしさんで、手をつないで真ん中に並んですわってくいてくれた。
プログラム
わらべうた 雨こんこん 雪こんこん *
絵本 ごろんご ゆきだるま (0.1.2えほん) 福音館書店 *
絵本 ポケット (単行本絵本) 三浦太郎作 童心社 *
わらべうた にぎりぱっちり *
絵本 あぶくたった―わらべうたえほん さいといしのぶ作 ひさかたチャイルド *
手遊び もちつき *
紙芝居 きかんしゃぼっぽくん (年少向けおひさまこんにちは) とよたかずひこ作 童心社
紙芝居 できたかなまーだかな (あかちゃんかみしばいよちよちはーい!) やすいすえこ脚本 つちだよしはる画 童心社
わざわざとりにもどったスカーフは、導入のわらべうた「雨こんこん 雪こんこん」で使い、歌いながらふってみた。こちらは、先週の雪がまだ日陰に残っていて、昨日ぱらぱらとあられが降ったので、子どもたちに雪の印象が残っているといいのだけれどと思う。次の本につなげるためにも、雪のはなしをすると、少し大きめの男の子は雪を投げて遊んだと話してくれた。
子どもたちが一番喜んで見てくれたのは『ポケット (単行本絵本)』。ポケットからちょぴり姿を見せている動物がいて、ページをめくると、だれなのかわかる。美しい色で描かれたかわいらしい動物たちに、お母さんたちもにこにこしてみていた。
『あぶくたった―わらべうたえほん』は、子どもたちが聞き疲れたせいもあるかもしれないが、今日の子たちをひきつけなかった。だいたいが1~2歳の子たちだ。話の流れや、豆を煮て味見をすることがわからないのかなあと思ったりする。雪投げをしたと話してくれた子は、パパはどこにいる?と聞いてきた。着物をきたネズミの一家の、とうさんとじいちゃん、かあさんとばあちゃんが、わかりにくかったかもしれない。この絵本は、前回のお話会で読んだときは子どもたちがよく聞いてくれたように思う。3~4歳以上対象の本かなあ。
紙芝居「できたかなまーだかな (あかちゃんかみしばいよちよちはーい!)」のおいしそうな料理に反応したのは、やはりさっきの男の子だ。「ハンバーグ、シチュー、蒸しパン、どれも好きだよ」という。演じ手が「(つけあわせの)にんじんは?」ときくと、「にんじんはシチューに入っているんだよ」さらに「カレーににも入れるんだよ」とおしえてくれた。
自然、食べ物など、どれだけ経験しているかで、ずいぶん本への反応が違うのだなと思う。ひよこちゃんたちにとって数ヶ月の月齢の差は、たいへんな違いのだ。
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