出典本を紹介すること
日本中、大寒波に覆われているが、こちらも、寒いをとおりこして、凍てつくよう。それなのに雪はほとんど降らなくて、少しさびしい。大雪に見舞われた皆様から比べれば贅沢だが……。
がちがちに凍えながらでかけた今年はじめての南K小学校、朝の読みきかせ。
今日は4年1組。すでに、びしっと並んで待っていてくれた。ストーブは炊いてなかったけれど、教室は結構暖かだった。なぜだろう、子どもたちのエネルギー?
プログラム
絵本 くるりんぱ〈1〉だーれ? (くるりんぱ (1)) マルタン作 フレーベル館
おはなし 金の糸のまり トルコの昔話(『子どもに語るトルコの昔話 』)
『くるりんぱ〈1〉だーれ? (くるりんぱ (1)) 』は、表紙がウサギなので、数ページ紹介してみた。ひっくり返すと別の絵が出てくる絵本。4年生ともなると、さすがにはじめのページで要領をつかんで、ひっくり返す前からすぐにあててしまう。逆にひっくり返す前の絵がわからなかったりするのも面白い。
おはなしは、とてもきちんときいていてくれたのだが、反応がいまひとつ乏しいのでどうだったか? 数人の子はじっときいていてくれるのがわかったのだが……。
最後に出典の『子どもに語るトルコの昔話 』を紹介すると、先生が「見ないで読むなんてすごいですね。先生にはとてもできません」とおっしゃって、う~んとひそかに唸ってしまった。読んでいると思われるのは、まだ自分のお話になっておらず、字を追っているように聞こえるのだろうか。出典本を紹介した故のお言葉ならいいのだが……。
出典本を紹介するのは、読書への誘いのためなのだが、「語り」を本を見ないで読むことと理解されるのなら、紹介しないほうがいいのかなと思ったりもする。
いやいや、それはわたしの見栄。お話が伝われば、「読む」でも、「語る」でもよいし、おはなしに興味を持ってもらうためには出典本を紹介しなくちゃいけないのだ。
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