赤ちゃん絵本とCD&印刷
ここのところ、どうも、ひよこちゃんのおはなし会に来てくれる人が少ない。今日は、2組。1歳すぎの女の子と8か月の男の子だ。そのうち女の子のほうは、お部屋にいるのがいやでいやで……ぐずぐずしていて、とうとう途中で帰っていかれることに。そのとたん、ご機嫌の直った彼女は、私のところにアンパンマンの辞典をもってきて、わたしに持たせて、ページをめくってくれ、そのまま帰っていった。さあ、残ったのは8か月のぼうやS君。『 わたしの』を読んだ。でも、S君は絵本より、本棚に入っている本が気になり、はいはいするのに忙しい。この月齢に合う本はと本棚を探して『いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)』を、見せたとたん、にこにこ顔になって見てくれた。けれど途中でS君の気がそれて、はいはいをはじめたので、短いけれど、お話会はそれでおしまいに。
プログラム
手袋シアター だれかがりんごをかくしてる
わらべうた だいこんつけ
絵本 わたしの 三浦太郎作 こぐま社
絵本 いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本) 松谷みよこ作 瀬川康男絵 童心社
そのあと、お母さんから、『いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)』は絵本のCDいない いない ばあ~あかちゃんの言語発育応援CD~松谷みよ子/あかちゃんのためのうたの絵本
で聞かせているからわかるのかもしれないときいた。それなら「この絵本をおうちで読んでいらっしゃるのですね?」とうかがうと、「いえ、CDだけです」とおっしゃったので驚いた。そのあと、絵本は子どもがなめてしまうのでとおっしゃる。よく聞くと、おかあさんは、絵本の印刷に害があるのではないかと心配されていた。わたしは、今まで考えたこともなかったので、また驚き、どうお答えしていいかわからなかった。どういう印刷を使われているかわからないし、絶対安全とは答えられない。それなら「わらべうたもいいですよ」とわらべうたの本を紹介した。CDを聞かせるのもいいけれど、お母さんの声での声かけが大切だと思うからだ。そのあと、おはなし会の相方が、赤ちゃんがわからなくても絵本を見せていれば、少しずつ興味を持ってくるからとフォローしてくれて助かった。
先に帰っていかれた女の子も、私たちの対応によっては(手袋シアターなんかやったりせずに、お名前をきいて声かけしたり、おかあさんとお話したり)、楽しくお話会に参加できたのではなかったのかと思う。こういうときのコミュニケーション能力やおおらかさがわたしには足りない。とちょっぴり気落ちした。とにかく、子どもの発育について、もっと学ばなくては……。
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