正直な読み聞かせ

　お盆休みが始まったからだろうか？　今日は図書館には子どもたちの姿がほとんどない。たまたま来たという、兄弟とお母さんの親子、絵本を借りに来ていて、うろうろしながらちらちら聞いている小学生の男の子１人、そして私たち３人、合わせて７人のおはなし会だった。

プログラム
　手袋シアター　このおばけ……　*
　絵本　くいしんぼ なめれおん (みつばちえほんシリーズ) 　あきもとただし作　佼成出版社
　絵本　しゅくだい (えほんのマーチ) 宗正美子原案　いもとようこ作　岩崎書店
　手遊び　１丁目のおばけ　*
　紙芝居　松井エイコ作　童心社　*
　エプロン・シアター　３びきのやぎのがらがらどん

　おかあさんがあまりゆっくりしていられないとおっしゃったので、少し短めのプログラムになった。おはなし会が初めてなので慣れないようすで、恥ずかしそうに、お母さんにくっつきながら聞いている。手遊びも、小さなしぐさでやってくれた。
　エプロン・シアターでは、演じ手がこどもたちのそばに近寄ってトロルを出して喜ばせた。兄弟は、逃げたり、隠れたりしながらも、とても楽しそうだった。
　絵本を読んでくださったＴさんは、今回が２回目。落ち着いた読み方がとても新鮮だった。長年読み聞かせをしていると、変に巧くなってしまう。でも、子どもの心にすっとはいっていくのは、静かな正直な読み方なんだと、はっとさせられた。
　また来月もよろしくお願いします。