A小図書館祭 4限目6年生 声はからから
A小図書館祭 4限目は6年生だ。
ここでは、いっしょに入ったお母さんがベテランさんで、お子さんがクラスにいらっしゃったので、わたしは前半を受け持ち、あとはその方におまかせして、楽をさせてもらった。
プログラム
絵本 きらい (エルくらぶ) 二宮由紀子文 永島正人絵 解放出版社 *
おはなし 魔法の馬 ロシアの昔話 *
絵本 そばせい (落語絵本) 川端誠作 クレヨンハウス
絵本 1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし デミ作 さくまゆみこ訳 光村教育図書
絵本 だじゃれどうぶつえん 中川ひろたか文 高畠純作 絵本館 *
前の時間が歯磨き指導で延びたということで、教室に入るのが少しくれてた。
わたしは、すでに前の2時間で、声がかれていた。口がまわらない。『きらい (エルくらぶ) 』は、しっかり読めなかった上に、早口で読んでしまい、子どもたちを置き去りにすることになってしまったのではと反省している。
さて、今日のわたしの一番の山は「魔法の馬」。前回別の学校で語った時は、間延びしてしまったので、今回はそんなことがないように躍動感に心がけた。声はかすれていたけれど、今まででいちばんの出来だったのではないかと思う。全体を通して聞けない子はいた。でも、大半の子が、しっかり聞いていてくれた。とくに、女の子がしっかり聞いていたように思えるのは意外だった。
わたしの語り終わりが予定よりずいぶん遅れてしまい(たぶん、絵本のほうで長く時間をとりすぎたのだ)、次の方は『1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし』でいそいで読まなければならなかった。ごめんなさい。『1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし』は数が倍になることの面白さがあり、絵も美しい。ページの見開きがさらにひらくところは壮観で、子どもたちも喜んでいた。『そばせい (落語絵本) 』は、男の子が面白そうに聞いていた。長いお話が3つで子どもたちは疲れた様子だったけれど、最後はだじゃれで楽しんで終わった。
教室をでようとすると、先生がいらっしゃって、あのおはなしは何ページあるのですか? よく覚えていらっしゃいますねとおっしゃった。また、いっしょに教室に入ったお母さんも、あんなに覚えられるなんて尊敬しちゃうと言ってくださる。お話の長さ(16分なんて、他の方から比べたら短いほうだけれど)ではなくて、お話そのものを楽しんでいただきたいのだけれど、なかなかそうもいかない。長さに聞き手の気がいってしまうのは、まだまだ語りに聞き手を誘いこんでいない証拠か。修行は続く。
来年も、また図書館祭に読んでくださいますように。
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