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自然の神秘への目を開く『雪の結晶ノート』

 雪の舞う日が続いている。
 こんな日、ぜひぜひ、読みたいのがこの絵本。

雪の結晶ノート
 マーク・カッシーノ/ジョン・ネルソン作
 千葉茂樹訳
 あすなろ書店

     

 美しい写真に科学的な説明をそえて、雪の結晶がどのようにできるか、どんな形があるかなどを教えてくれる科学絵本。高学年、中学生以上でなければ理解できない説明もあるけれど、年齢に応じた読み方をすれば、小さな子から楽しめる。

 実はわたし、この歳になるまで、雪の結晶という知識はあったけれど、実際に見たこと、いや、見ようとしたことはなかった。毎年、雪が数回は降る地域に生まれ育ち、雪だるまも、かまくらも作ったことがあるというのに。
 ところが、この絵本を読んだとたん、雪の結晶が見えてきたから不思議だ。コートや手袋に落ちた雪、街路樹のはっぱに落ちた雪、そして舞い降りてくる雪に、目をこらせば、美しい小さな小さな結晶が見えるのだ。見えると、今度は、今まで見えなかったことが不思議でならない。
 同じ対象が、見る目によって、こうも違って見えるとは驚きであり、感動だった。これが、科学的な目というのだろうか。子どもたちと読み、雪の降る日には、観察したい。

 自然にできる雪の結晶が、美しい幾何学的な形をもっていることに、神秘を感じる。この絵本には、なぜそうした形になるかの説明もされていて、自然の神秘が解き明かされる感動と喜びもあたえてくれる。
 カバーの作者紹介を読むと、作者のふたりは、それぞれ雪の神秘に魅せられた写真家と物理学者。ふたりの作品は、子どもたちに、自然の神秘への目を開かせるだろう。

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コメント

これこれ!
私も読みました!
とてもわかりやすいし、キレイだし、好奇心を刺激してくれますよね。
なんだか雪が芸術品のようにも思えてくる。

「雪は天からの手紙」もドンぴしゃだけど、
「雪はエンジェルの工芸品」なんて~のもどうでしょ?

harry 先生

読まれましたか!! 
ロマンチックで芸術的な雪の結晶が、美しい幾何で説明されていることが、感激でした。

「雪はエンジェルの工芸品」いいですねえ。ファンタジーです。
文を書いたネルソン氏は、自分でハート型の結晶をつくったとありますね。そんな雪が降ってきたら、すてきです。

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