「エパミナンダス」での気づき
おやすみのはずだったが、担当者に急用ができたため、3年2組の朝の読み聞かせへ代役で入った。
先月と同じ学年なので絵本のみかえたプログラムで。
プログラム
絵本 ピッツァぼうや ウィリアム・スタイグ作 木坂涼訳 セーラー出版
おはなし エパミナンダス ブライアント作 松岡亨子訳
『ピッツァぼうや』は、わたしが大好きな絵本。この学年の子はまだ読んでいないので、読んでみた。意外にしんとして聞いている。クラスの読み聞かせにしては、絵が小さすぎただろうか。数人の子は、楽しそうにしていたが。
気をとりなおして「エパミナンダス」へ。大きな笑いにならないが、笑いがおこるのが早い。ケーキを指でにぎって帰るところからクスクス笑い出す子がいる。バターをもらうところで、もう予想して笑い出す子もいる。
前半の繰り返しが終わり、後半でいつもこどもたちが残念そうな顔をすると思うところ、子どもたちは真剣な顔できいていた。そのときはっと気づいた。子どもたちは、ここで話が急に変わるので、どうなるか耳を澄ましているのだ。おお、そうだったのかーっ、と思って丁寧に語る。ラストのオチが終わると「あーあ、ばかだね」ともらす子がいて、わかってくれたと思う。
「エパミナンダス」はたくさんの語り手が語って、失敗のない面白いおはなしだ。何度語っても、そのたびに発見がある。何度も語らせていただいて、なんと幸せだろう。
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