ちょっぴりしくじったけれど、満足!! 図書館祭 今年もありがとうございました。
昨日、私たちの地域もいよいよ梅雨いり。雨の季節は、お昼休みのおはなし会と、小学校の読書週間の季節。そして、年に一度の大イベント、A小の図書館祭の読み聞かせがやってくる。
今年度も引き続き、すけっとに呼んでいただけて、今日の2、3、4限目にお話してきた。
限目 1年1組
大型絵本 ちびゴリラのちびちび (ほるぷ出版の大きな絵本) ルース・ホーンスタイン作 いわたみみ訳 ほるぷ出版
絵本 ふしぎなおるすばん (えほんはともだち) 斉藤永美文 岡本順絵 ポプラ社
詩 かえるのぴょん 谷川俊太郎詩 *
紙芝居 かりゆしの海 (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい) まついのりこ 横井謙典写真 童心社 *
おはなし ひなどりとねこ ミャンマーの昔話 *
エプロンシアター 3びきのやぎのがらがらどん *
とても元気なクラスだ。「お願いします」の声の大きいこと。反応がとても素直だ。『ちびゴリラのちびちび (ほるぷ出版の大きな絵本)』では、ラストで「もうちびちびじゃないよ、でかでかだよ」。担任の先生も「タイトルを変えたのはだれですか?」と子どもたちと楽しんでいる。
「ひなどりとねこ」は子どもたちの前でははじめて語った。ひなどりになって聞いているのがわかる。ひとりブラジル系の子がすこし言葉がわかりにくいらしく「つぼってなに?」と聞いてきたりで、お話の途中だが思わずこんなのだよ、と手で形を作ってしまった。わかったかなあ。その子はエプロンシアターでも「やぎってなに?」と聞いてきた。それでも、そのあととても楽しんでくれたようだから、よかった。
エプロンシアターは、はじめのところをぬかしかけて、ちょっぴり間違えた(懺悔その1)。でも、なんとか持ち直せた。子どもたちは、大きいやぎなら大丈夫かなあと、話し合いながら聞いていた。その反応も嬉しい。
このエプロンシアターは、とても楽しんでもらえるが、これをすると前のお話が飛んでしまうのではないかと心配。それでも、先生が子どもたちに感想をきいたとき、エプロンシアターの感想ばかりあがる中で『ふしぎなおるすばん (えほんはともだち) 』をあげた子がいて、感心した。『ふしぎなおるすばん (えほんはともだち)』は昨年も同じ人が呼んだのを聞いて惹かれた本。自分が読んでみたらなかなかうまく読めなかったので、今年また聞かせてもらえて嬉しかった。
限目 2年1組
詩 かえるのぴょん 谷川俊太郎詩 *
絵本 あのときすきになったよ (教育画劇みんなのえほん) 黛くみこ文 飯野和好絵 教育画劇
大型絵本 ふしぎなキャンディーやさん (よみきかせ大型絵本) みやにしたつや作 金の星社
紙芝居 かりゆしの海 (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい) まついのりこ 横井謙典写真 童心社 *
絵本 ふくろうのそめものや (あかちゃんのむかしむかし) 松谷みよ子文 和歌山静子絵 童心社 *
おはなし エパミナンダス ブライアント作 *
ペープサート どうぶつのもんだい 『どうぶつのもんだい (知りたい見たい・科学読み物シリーズ) 』(あべ弘士作 学習研究社)より *
レディファーストか、女の子が前列、男の子が後列とわかれて座っている。
『あのときすきになったよ (教育画劇みんなのえほん)』は子どもたちがついていけるかどうか心配していたが、はじめ笑っていた子どもたちも、途中から真剣に聞いていた。読み手がさらりと読んだので、じめっとせずに、ちゃんと内容を理解していたと思う。
『ふしぎなキャンディーやさん (よみきかせ大型絵本)』も物語の展開を楽しんでいる。紙芝居「かりゆしの海 (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい) 」は、1年生で読んだのと同じものだが、1年生より、美しい画面にしたときの感動が大きいようだった。
「エパミナンダス」のときには、もう子どもたちは疲れていた。それではじめ、お話なので、つまらなそうにしていたが、途中から面白いおはなしとわかって聞きだし、笑い出した。最後までしっかりきいて、わかりにくいラストもわかってくれたようで、嬉しかった。
おまけのつもりのペープサートは時間オーバー。クイズ形式だから、みんなでわいわい考えた。(ペープサート著作物利用許可を3年前にいただいたもの。そろそろ利用期間が切れるので、次にはまた申請を出さなくては)。
このクイズの伏線として『ふくろうのそめものや (あかちゃんのむかしむかし) 』を読んでいるのだが、はじめのところで、からすが「まっしろ」だった、というところを間違えて「まっくろ」と読み、読み直した。こらっ!!(懺悔その2)
限目 5年1組
大型絵本 せんたくかあちゃん (こどものとも劇場) さとうわきこ作 福音館書店
絵本 りんごのおじさん (おはなしのほん) 竹下文子文 鈴木まもる絵 ハッピーオウル社
はやくちことば 『どうぶつ はやくち あいうえお 』(きしだえりこ作 かたやまけん絵 のら書店)より *
絵本 むしをたべるくさ (ふしぎいっぱい写真絵本) 渡邉弘晴写真 伊地知英信文 ポプラ社 *
おはなし かしこいモリー イギリスの昔話 *
このクラスはいす席、一番うしろの子たちは見えにくいのだろう。いすの上にたったり、背もたれに座ったりしている。後にガーンと倒れそうで見ていておっかなくてしょうがない。
『りんごのおじさん (おはなしのほん) 』は、無農薬りんごを栽培されたのお話だ。このりんごをわたしは数年前から近くの自然食品のお店にあるのをみつけて求めていたので(そして昨年は人気が出てしまったせいか手に入らなかった)、読んでもらってとても嬉しかった。子どもたちも、だんだんひきこまれて聞いていた。
はやくちことばは、わたしはなかなか言えないのだが、子どもたちはとっても上手に言えたのでびっくりした。
『むしをたべるくさ (ふしぎいっぱい写真絵本)』の草を、子どもたちがとてもよく知っていたのもびっくり。モウセンゴケは、近くの湿地帯にあるらしい。ひゃあ! 子どもたちの方がよっぽどよく知っている。
「かしこいモリー」は、ほとんどの子が一心に聞いてくれた。途中まで、下をむいたり上を向いたり聞いていなかった子が途中で、真顔になって聞きだしたのが、励みになった。ブラジル系の子がひとりいて、よくわからないかな?と思ったが、モリーが袋に入るところで、目を輝かせてきいたから驚いた。でも、このころには、私の声はかれかれに(懺悔その3)。最後まで語りきってほっとした。
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終わってしまえば、あっという間の3時間だった。ハイテンションで緊張していたので、肩がこりこり。でも、あ~、楽しかった。A小のみなさま、いっしょに読んでくださった方々、ありがとうございました。
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