現代を知る―「世界征服」は可能か?
ハリー先生にゆずっていただいた「中坊のリアル本」で、お勧めの本、息子が読み、母が読み、食卓にあったのをみつけて父が広い読みした。
「空想科学読本」シリーズが息子の中学校では人気らしい。
この本も、アニメや漫画、特撮番組の悪役たちの解説から入っているので、「空想科学読本」系の本だと思って読み始めた。だが、なんとなんと、歴史を鑑み、現代を読み、未来を模索する本だった。
まず、世界征服する目的を4つのタイプにわけ、その事例をアニメから史実まで、幅ひろい範囲のなかから示す。そして、その目的を、現代社会の中で果たすためには具体的にどうすればいいかが、これもまたアニメから史実まで、幅ひろい範囲のなかの事例を出しながら、解説してくれる。
仮面ライダーやガッチャマンが、ヒトラーやローマ帝国と同一線上に語られていくのが、痛快で愉快だ。しかし、そのなかに著者の垣根のない膨大な知識と、深い洞察と、真摯な願いが感じられる。
歴史音痴の母は、とくにローマ帝国とアメリカの関係をはじめて知り、感心した。息子はとくに漫画の悪役たちの解説が面白かったらしい。かわいそうなヨミさま(『バビル2世』横山光輝)作)は、母子ともに大笑い。歴史大好きな父は、どこを拾い読みしたのか聞いていないが、あの目はもう完全に文に入り込んでいた。
息子が高校生ぐらいに読んだら、また違う読み方をするかもしれない。でも、そろのころには、まだ時代がかわり、その時代を痛快にきる本が出てくるかな。
中学生以上のおとなにお薦め。
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こんにちは!harryです。
「世界征服~」を読んでくださったんですねぇ。
ありがとうございます。
この本の推薦者「パナソニック」君に早速報告しておきましょう!
ちくまプリマー新書は、ちょっと中学生には難しめかもしれませんね。タイトルにひかれ、何冊か買いましたが、高校生向けかもなぁ~?というものばかりでした。
しかし、おたくのご子息はさすが!
私はついこの間「スカイ・クロラ」(森博嗣)を読みましたが、中毒になる予感がします。文庫の表紙を見なければ、もっとよかったのになぁ。単行本のシンプルなヤツで読めばよかったなぁ。表紙の絵に結構影響されやすいharryでした!
投稿: harry | 2009年2月 6日 (金) 09時55分
harry さん
『スカイ・クロラ』知らなかったので、アマゾンで表紙を見ました。息子なら文庫の表紙にとびつきますよ。
息子の中学では、資源回収の収益金から1クラスいくらか割り当てがあって、担任の先生が本を購入してくださったようです。『夢をかなえるゾウ』があって、競争率が高いから市立図書館で借りてと、息子にいわれました。市立図書館は予約待ち51名。クラスの方が早そうです。
投稿: そらこ | 2009年2月 6日 (金) 14時07分