子どもたちの気のなる反応
いい天気が続いている。日中はとても暖かいけれど、朝は冷え込んだらしい。朝、小学校の読み聞かせに家をでようとして、車のフロントガラスが凍りついていたので、あせった。最近暖かいから大丈夫だと思っていたのだ。お湯でとかして出発。ふー、間に合ってよかった。
今日の担当は、前回のおとなりのクラス、2年2組
プログラム
絵本 プアー (あかちゃんの絵本シリーズ) (福音館あかちゃんの絵本) 長新太作 和田誠しあげ 福音館書店
おはなし 馬方やまんば 日本の昔話
絵本 しゃしんであそぼ1 しりとりあそび「しろとくろ」 (しゃしんであそぼ 1)星川ひろ子・星川治雄作 小学館
昨年の3月のおはなし広場で、語りの間ずっと言葉をはさむ子がいて、未熟者のわたしはまったく集中できず、語りがぼろぼろになったという苦い経験がある(にもかかわらず、子どもたちはよくきいてくれたのよね、ありがとう)。その子のいるクラスだったので、教室に入って、どきっとした。みんなが体操すわりしているけれど、その子は、やはりいっしょには座れない様子。ひとり後のいすにすわって本を読んでいる。
『プアー (あかちゃんの絵本シリーズ) (福音館あかちゃんの絵本)』を読み出したら、その子が興味を持ってみはじめた。「爆発するよ」などといっている。ほかの子たちも、あれこれいっている。よしと思って、「馬方やまんば」を語りはじめた。すると、後のいすにいたその子が前にでてきて座り、いっしょに聞いてくれたではないか。うれしかった。その子がいろいろ、言葉をはさんでくるのだけれど、今回は、落ち着いて語れた。馬が3本足、2本足になるところは、その子が笑いだし、ほかの子は笑いそうなのだけれど、なんとなく笑っていいんだろうかと先生の顔をうかがったで、迷っている感じがある。この反応は、なんだろーなあと気になる。でも、池に山姥が飛び込むところで、くすっとわらっている子がいて、うれしかった。
前回2年1組では、「イグルーをつくる」を読み、このクラスでも読む候補として持っていっていたけれど、みんなで楽しめるようにと、『しゃしんであそぼ1 しりとりあそび「しろとくろ」 (しゃしんであそぼ 1) 』を、読んでみた。さすが、2年生、すぐにしりとりの答えがわかってしまう。
実は、この絵本の「ちゃいろ」「あか・みどり・き」もある。だが、図書館にリクエストしたら、まず「しろとくろ」が届いて、ほかのものを見ないまま、読んだのだ。
今日お話会の後、図書館で、ほかの2冊も借りられた。「あか・き・みどり」はあざやかだ。「ちゃいろ」は、茶色のものっていろいろあるなあと感心する。2年生には「ちゃいろ」のほうが、よかったかもしれない。
このクラスも、いまひとつ活気がない気がする。学年のカラーだろうか。いや私のプログラムのせいかも。もっと楽しい本をえらんであげればよかったと反省する。3月の今年度最後の担当クラスも2年生だ。つぎのクラスはどんなかなあ。
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