ひとりでするおはなし会と反省会
昨日は急に北風が吹いて寒くなった。
ちょうどその季節の変わり目にぴったりのプログラムを、3年1組の朝の読み聞かせに選んでいよかった。
担当は3年1組。
プログラム
風の神と子ども 日本の昔話
絵本 いがぐり星人グリたろう (あかね・新えほんシリーズ) 大島妙子作 あかね書房
「風の神と子ども」は2日前に幼稚園で語って、イメージがとぼしいと相方に注意されていたので、何がいけないか、自分で考えて、少し語り方を変えてみた。前は、子どもたちが知らないところへ連れていかれることから、ちょっと怖いような沈んだ感じに語っていた。だが、おはなしの子どもたちは置いてきぼりにされるまでは、わくわくうきうきしていただろう。そのはしゃいだ感じを前半にイメージしてみたのだ。たぶん、前より軽い感じになったはずだ。
聞き手の子どもたちは真剣に聞いてくれたのだけれど、わたしの語りがどう聞こえたか、子どもたちがどうとらえたのか、わたしにはわからない。語りを聞き手側で聞いてくれる人がいないところが、ひとりでするおはなし会の弱点だ。
『いがぐり星人グリたろう (あかね・新えほんシリーズ)』は、楽しんでもらえたと思う。裏表紙の絵までよく理解してくれる子がいて、さすがの眼力と思う。
ところで、このあと、ほかのクラス(1年から4年まで10クラス)で読んだ仲間と、いつものように反省会をした。わたしが『いがぐり星人グリたろう (あかね・新えほんシリーズ)』をざーっと説明したところ、数人がげらげら笑い出して、わたしが、「これはラストしんみりするおはなしで、読んでいると涙が出そうになる」といっても、「ええーっ、こんなにおかしなお話が」といって、ぜんぜん信じてもらえない。わたしの本の紹介の仕方が下手だったのだが、すこし悲しかった。ブックトークをできるようになりたいと思っているのだが、ううむ、なかなか難しそうだ。
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