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2008年7月 8日 (火)

読めばいいってものじゃない!

こちらに書くのが遅くなってしまいました。

土曜日地元図書館の7月のおはなし会

遅れた理由は、その日の自分のできがあまりにひどくて、かなり落ち込んでしまったからでした。

プログラムは

 あっちゃんあがつく―たべものあいうえお みねよう原案 さいといしのぶ作 リーブル *
 復刻版ちいさいモモちゃん〈3〉あめこんこん松谷みよ子文 中谷千代子絵 講談社
 手遊び めめめめめめはな  *
 ふしぎなおるすばん 斉藤栄美文 岡本順絵 ポプラ社 *
 かりゆしの海 まついのり子脚本・画 横井謙典写真 童心社 *

この日は、梅雨がもうあがったと思われるほど日が照って暑かった。そのせいか図書館にはたくさんの親子連れがいて、おはなしに来てくれたのは子ども19人大人7人。

子どもは2歳くらいの子が数人いて、小さな子が多い。小学2年生くらいの子もいる。
あっちゃんあがつく―たべものあいうえお』は、何人かの子に名前をいってもらって、その子の名前のページを読んだ。これで場の雰囲気をつくるつもりだった。子どもたちは楽しそうにしておもしろがってくれたけれど、ちょっと場がだらけてしまった。次はももちゃんもがつくのももちゃんのおはなしだよ。と次の本につなげたけれど、子どもたちの本へ向かう集中力のようなものを引き出すことができなかった。
復刻版ちいさいモモちゃん〈3〉あめこんこん』のとちゅうで2歳くらいの子たちがぜんぜん違うことをしはじめた。でも、4、5歳くらい以上の子は、がまがえるやかたつむりが出てくるので喜んでくれていた。

さて、わたしが楽しみにしていた『ふしぎなおるすばん』これが失敗だった。この本は、A小の図書館祭で、いっしょに1年生のクラスを担当された方が読んでいて、子どもたちも喜んだし、わたしも楽しかったので、ぜひ読もうと思っていたのだ。
ところが、この本は、しりとりにもなっているので、ちいさな子には意味がよくわからないらしい。そのうえ7分と長い。その間に、小さな子たちが遊び始めた。でんぐり回しをしてみたり、本の前に来て立ちはだかったり(ゴリラなどの動物が絵に出てくると見たくてでてきてしまうのだ)。おまけに、この日わたしは午前中に家の用事があれこれあって練習不足。想像した反応がかえってこなしのにあせって、私自身が絵本に集中できず、何を読んでいるやらわからないまま読み終えた。ストーリーテリングだとこういういい加減な事は絶対できないのだか゛、絵本は字さえ追っていけばとりあえずは読み終えることができるので、怖い。
まずは選書の失敗(これは年長以上の子の前で読むべきだった)それから、練習しないよみこみ不足。いいところなしだ。子どもたちに申し訳なかったと思う。

それでも、『かりゆしの海』は、みんなでいっしょに合言葉をいうことができたからすくわれた。

絵本は選書、下読み、絵を読む これを地道に続けなければと、改めて反省した。

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