だるまさんはオールマイティ
高学年の朝の読み聞かせ。わたしは6年3組の担当だった。
絵本 だるまさんが かがくいひろし/作 ブロンズ新社
おはなし 小石投げの名人タオ・カム ラオスの昔話『子どもに語るアジアの昔話2』(こぐま社)より
いままでいろいろなところで読んできた『だるまさんが』。さて、6年生ではと導入に読んでみた。「だ る ま さ ん が」と読み始めると、子どもたちは、このおばさん、6年生に向かってなに読んでるの?という顔をする。ところが「どてっ」の、つぎの「ぷしゅー」からすっかりだるまさんにみせられている。この絵本、次はどうなるだろうと、期待せずにおられないのだ。赤ちゃんから大人までオールマイティの絵本だ。
おはなしの「小石投げの名人タオ・カム」は、子どもたちの前で初語りだ。とても緊張してしまう。大過なく語ったけれど、子どもたちの手ごたえはいまひとつ。前半はわりといいところへいっていたと思うのだが……。
後半、子どもたちがつまらないのではないかなあ、などと余計なことを考えしまうのが、私の悪い癖だ。そうした語り手の思いは、必ず語りに出てしまう。最後までこんなことがあったから聞いて聞いて!という感じで語りたい。
「タオ・カム」はもうあと2回ほど、別の機会に語ってみようと思っている。次は子どもたちを引っ張っていけますように。
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