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2008年4月28日 (月)

中学、たくさんの疑問

おとといの授業参観の後の学年懇談会について。

学年懇談会では、評定についての話があった。テストの点数だけでなく、授業態度、挙手、提出物、忘れ物などをあわせて評価し、1年から3年の評定の合計が高校受験のときにかかわってくる。これは、かねてきいていたとおりだ。
テストの点だけよくても、日ごろまじめにしていなければだめいうわけだ。こつこつと学ぶことの大切さを考えれば、この方法もうなづける。
だが、「だから3年生の時5教科で400点代をとっていても、それまでの評定が低ければ、いくらがんばっても希望通りの進学ができないこともありうる」と改めて説明されてみると、ものすごく不思議な気がした。
だって、子どもたちはつねに成長している。その伸び具合は、身長の伸び方の差があるように一様ではない。たとえ1年のときの成績が悪くても、高校入試のときまでにぐーんと成長していて、その学力があるのなら入学させるべきじゃない? むしろ、その努力と成長を評価してあげてもいいじゃない? 可能性を信じてあげてもいいじゃない?
中学は子どもを育てるところで、評価することは二の次だと思うのだけれど……。 

さて、学年懇談の質疑応答で、ちょっとした驚きがあった。
息子の中学校では、登校時にだけ制服を来て、学校へ行くとすぐにジャージに着替えて制服をサブバッグに入れ、ジャージ姿で授業を受けて帰宅するように指導されている(ただのならわしだと思っていてたら、なんと生徒手帳にも書いてある)。
その理由は?と質問が出たが(わたしも知りたかった)、先生がそろって「さあ」と首をふるばかりなのだ。

そうそう、生徒手帳の中に、職員室の中に入るときのルールも書いてあって、たまげた。挨拶をするから、先生の机上のものにさわらない、椅子に座らないとまで書かれている。それって、規則ですか? 子どもたちがそこまで落ちているということ?

なるほど、小学校のときと、子どもの見方が違うのだと思う。受験をひかえているし、難しい年頃だ。いろいろな子がいて、いろいろな親もいて、子どもをいい方向に導いていくのに、社会性を身につけさせるのに、こうした細かな規則、決まりが順々にできていったのだと思う。
できれば、決まりや基準に頼らずに、良識や総合的な判断力を子どもも教師も親も培いたいものだ。理想論かな?

でも、まあ、ふつうに学校へ行って、ふつうに授業をうけて、提出物をだして、部活して、そんなふつうの中学生活をおくっていれば、決まり、基準なんて気にしなくても自然にクリアできるはず。ことさら騒ぎ立てることではないかもしれない。

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コメント

本当に。ことさら騒ぎ立てることでは、ないのかもしれませんね。
でも、やっぱり・・・・
生徒の前に出すものは、たとえ、どんな些細なものであれ、
先生は、ちゃんと説明できるようにしておいて欲しいなあ。
それにしても、常識を「決まりごと」にしないといけないなんて、ちょっと悲しいですね。
そういう時代なのかなあ。
昔から、そうだったのかなあ。

最初の評価のお話。同じ傾向ですね!
今年の説明会では、評価の内訳の具体例として、
授業態度20、小テスト20、ノート・ワーク提出が各15、
定期考査が10(計80の内訳)というのが
あがっていました。
うちは、提出物が・・・(絶句)

生徒手帳も中を見たことがなかったです。
今度見せてもらわなくっちゃ。

こももさん

中学からの回答が来たのて新記事の方に書きました。「学校によっては」とあるので、ほかの学校とも話し合っての回答かも。先生方、とても慎重です。
幼稚園の決まりごととしてならわかるのだけれど、と思います。でも、一方で不安定な中学生だからと考えたりもします。
集団になると流されちゃうんですよね。

琴子さん

まあ、そんなに具体的に数字であらわされるのですか!! わかりやすいけれど、厳しいものがありますね。子どもたちがずっと評価されているような気がして、かわいそうになります。
より公正に評価するということで、そういった基準があるのだと思うのだけれど、先生の感覚を信頼してはいけないのかな?とも思います。「えこひいき」もあるけれど、まあたいていはそれなりに評価してくださっていたように思うのです。数字ではないものも見てくださると思うし。刑事ドラマの「勘にたよってはいけない」というセリフが浮かんできます。

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