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2008年4月27日 (日)

進路学習

昨日は、中学校で初めての参観日+PTA総会+学年懇談会があり、ぴりっと引き締まった新鮮な気持ちででかけた。なんでもはじめてのことはわくわくする。
それに中学校では、小学校の2校区の子が集まっている。いっしょの小学校の子とその親たちとはもう顔馴染みだけれど、もうひとつの小学校からの方たちはほとんど知らないから、その方たちと出会うことが楽しみであり、また緊張することでもある。まるで、新入生と同じ気持ちだ。

さて参観日は進路学習で「将来の夢について」だった。あらかじめ親に「中学のときの夢はなにか」「夢を持ち続けたか」「夢は実現したか」 「夢を実現するにはどうすればいいか」「今の仕事に満足しているか」「子どもたちへのメッセージ」といったアンケート調査があった。その集計と子どもたちの夢を照らし合わせながら、いま自分たちはどうすればいいか?を、子どもたちが意見を出し合う授業だった。

夢を持ち続け自分を信じてあきらめずにがんばる派、夢にこだわらずさまざまなことにチャレンジする派に、先生が子どもたちの意見をわけて、どちらが大切か(両方大切という選択もあり)、子どもたちにたずね、結論は自分たちで考えてくださいということで終わった。

ふーむと、わたしもいっしょに考えこんでしまった。
わたし自身は中学、高校時代、将来の夢はほわわんと描いていた。なにもしなくても自然に才能が花開くと考えていて(才能があると信じていたのだ)、まあ本当に夢物語だった。そのくせ一方ではとても現実的で、とにかく進学して仕事について自活しなくてはと、高校時代はまじめに受験勉強することしかしなかった。ちがった3年間をすごせば、もっと人間の幅が広がったかもしれないと思うときもあるが、いまさらおそい。

だから、中学の時にこんな風に将来のことを具体的に考えさせてくれる授業があることは、なんて幸せだろうと思う。
夢といったって、憧れの夢(親の夢のベスト5をクイズ形式で問われたとき、「仮面ライダー」と冗談をいっている子がいたが、それに近い夢だってある)から、保育士や教師になりたいという現実にそくした夢まで幅広い。憧れを実現させる人もいる。夢を実現させて幸せになれるとは限らない。
そんなことを考えるとき、正しい答えはみつからなくても(正しい答えなんてないだろう)、自分の夢や将来についてどこまで真剣に具体的に考えるかが、とても大切だと思う。

ところでアンケートの答えは、中学の夢がかなったのは

14?%(数字に弱いので記憶違いかも)。クラス39人の中なら5人という。だが「今の仕事に満足しているか」には、

なんと80?%の方が満足と答えたとのことだった。すばらしい!! そういう私も満足していると答えた。

-------ここまで、朝、書きかけの原稿をUPしてしまったようです。
続きです。------

この齢になって(って、ほかのみなさんはひとまわりほど若い方も……)家庭があれば、みな、そこそこに落ち着いて、満足して生きているってことかな?
なんだか、ほっとするアンケート結果だった。

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コメント

本当ですね。
ニート対策、ニート対策と言われるけれど
何が、一番の対策って、やっぱり、
親が、今の仕事に満足して、やりがいを持っていることが、一番の対策であるような気がします。
素敵な、授業ですねー。

こももさん

そうですね。
自分の仕事に誇りをもっている姿をみせたいですね。愚痴はつつしまなくては。
進路学習の時間は今後もある様子でした。どんな風に進んでいくのか、楽しみです。とはいえ、今後は参観日ではないので、息子が話してくれればのことですが……。

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