来年度もよろしくね。

雨の日のお昼休みおはなし会はずいぶん久しぶりだ。記録を見たら11月から一度もいっていない。雨の日にかぎって、どうしても抜けられない用事があったのだ。きょうも午前中勉強会があった。いつも延長するのでお昼休みに間に合わないのだが、今日は「わたしはお昼休みに読み聞かせにいくから12時半には帰る」と宣言して、会を早く終えてもらった。
おそらく、今年度は今日が最後のチャンスだろう。来年度につなげるために３学期の間に一度はやっておきたかったのだ。

読んだ本は

　22の色 (こどもの色彩感覚を育てる絵本シリーズ (2 日本の色彩))　とだこうしろう作　戸田デザイン研究所
　おたすけこびと　なかがわちひろ作　徳間書店　*
　へんてこロボットのぼうけん　平山暉彦作　こどものとも年中向き２００３年３月号　福音館書店
　おひさまはともだち　正高もとこ　こどものとも　2005年５月号　福音館書店
　しょうぼうじどうしゃのあかいねじ　たるいしまこ作　がくのとも　2002年３月号　福音館書店　*　

　今年度はなぜか１年生の子より２、３年生が多い。今日もそうだった。小さな子向けすぎるかな？と思って読んだのだが、反応はとてもいい。とくにやんちゃそうな男の子たちが楽しく聞いてくれる。
『おたすけこびと』は、こびと車が何をつくるか、はじめからとても興味をもって聞いていた。『へんてこロボット』では、しんとした。へんてこロボットと一体化して、きいている様子だ。
『おひさまはともだち』では、キツネとネコとウサギがおひさまをとりあうのを、「そんなことできるわけないよー」などとからかいながらも、楽しく聞いていた。ああ、子どもたちは、こんなことが、こんなに面白いのだと改めて思った。
　こういうことがあるから、絵本はやっぱり子どもたちと読みたいと思う。
　最後の本を読んでいるころ、掃除場所へ行く音楽が鳴り出した。終わりがけに入ってきた子が、もう終わりなの？と残念そうにいうので、また雨の日にくるからね。というと、月曜日？と聞く。うーん、降らないかもしれないけれど、また次の学年になったらくるからねーといってきた。待っていてくれる子があるとうれしいな。　
　来年度もよろしくね。