« ぼろぼろモリー | トップページ | 卒業式 »

2008年3月19日 (水)

おはなしを聞かない子は……

先週金曜日が最後だと思ったけれど、今日も昼ごろから雨が降り出し、雨の日のおはなし会ができました。

読んだのは、

 ぶたいろいろなきもち ユリア・ヴォリ作 文溪堂 *
 らっこ しぜん キンダーブック  フレーベル館 戸田尚夫指導 松橋利光写
 かわいいサルマ―アフリカのあかずきんちゃん ニキ・ダリー作 さくまゆみこ訳 光村教育図書 *
 ふしぎ?おもしろてじなっこ かがくのとも2001.12号 佐伯俊男作 福音館書店 

 2年生の子たちが7、8人すぐやってきた。女の子は二人。ところが男の子たちの数人がまったく聞く気がなくて、走り回ったりする。何度「静かにね」とうながしても聞く耳をもたない。やさしいおばさんのお面をかぷっているわたしも、とうとうお面をひっくりかえした。「おはなしを聞かない子はでていって」というと、男の子たちは不満げだったが、ひとりが「じゃあでていこー」というとほかの子もひとりふたりとついていった。ちょっぴり未練顔の子もいたけれど仕方がない。静かにはなったけれど、女の子ふたりになって、ちとさびしいなあと思ったころ、また女の子ふたり、男の子ふたりがきて、ゆっくりとおはなしが読めた。

かわいいサルマ―アフリカのあかずきんちゃん』は、子どもたちと読める機会をずっと待っていた絵本だ。お買い物にでたサルマが危険な目にあっていく様子がユーモラスに書かれている。子どもたちは予想通りはじめからお話にはいってきた。「そのころ……」とページをめくりながら場面の変わるところでは「やばいんじゃない」と心配して聞いている。そして豪快に解決したところでアハハハハと笑ってほっとする。現代のガーナが舞台の創作だけれど昔話風でいい本だと思う。

『ふしぎ?おもしろてじなっこ』は、男の子たちがとても興味を持った。一つ一つ手品に「どうしてだろう」と考え、たねが明かされるたびに「そうかー」と納得する。彼らはきっと、今日帰ってから試してみるにちがいない。

« ぼろぼろモリー | トップページ | 卒業式 »

雨の日のお昼休みおはなし会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: おはなしを聞かない子は……:

« ぼろぼろモリー | トップページ | 卒業式 »

Amazonアソシエイト

  • 野はら花文庫は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
  • Amazon、Amazon.co.jpおよびAmazon.co.jpロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

NetGalley 本の応援団

  • グッドレビュアー
  • プロフェッショナルな読者