よく聞いてくれた「森の家」
助っ人でいっているI南小学校の朝の読みきかせ。今日は年度末ということでいつもより時間が長く、25分いただけた。風邪で読み手の欠席が多く、わたしは3年生の2クラス合同で引き受けることになった。
プログラムは
絵本 だるまさんが かがくいひろし作 ブロンズ新社
おはなし 森の家 グリムの昔話
絵本 ハンタイおばけ トム・マックレイ作 エレナ・オリオゾーラ絵 青山南訳 光村教育図書
「森の家」は、わたしが語ると15分を少し超える。長いわりにストーリーは中学年までだろうと思われる。またわたしがいつも行っている小学校では朝の読み聞かせは10分(早めに教室に入れればと15分くらい)ということもあって、覚えたものの一度も子どもの前に出していない話だった。
派手な動きはないし、子どもたちは退屈しないだろうかと心配だった。それでも『お話のリスト』(東京子ども図書館)に書かれている「集中してよく聞く」という言葉を励ましに語ってみたのだ。
本当によく聞いてくれたので、びっくりだった。語っているほうは、物語のラストを知っているが、初めて聞く子どもには、森の家で起きていることの意味がわからない。サスペンスドラマのように怖いおはなしなのかもしれないと思った。後半、ちょっと私の語りがうまくいかなくて(何度も練習しているが語りにくい)だれたのが反省点。また機会があったら語りたいと思う。
さて、『だるまさんが』。さすが3年生になると反応がいい。「だ る ま さ ん が」のあとにページをめくると爆笑が起きる。「あーおもしろかった」の声も聞かた。
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そらこさん
「森の家」語られるんですね。いいな、私も覚えたいです。でも、こんなお話をよく聞いてくれるとうれしいだろうな と思います。
投稿: マーガレット | 2008年3月 7日 (金) 21時31分
マーガレットさん
語るまではとても不安だったので、うれしく思いました。また機会があるといいな。そのときは後半をだれないようにしたいです。
このお話は、表目には、ものすごくわかりやすくて生真面目なメッセージがあるのですが、奥には、私欲にとらわれて苦しむ人間の姿が描かれているのでは、と語っているうちに思うようになりました。
いろいろなことを感じ取れるのが、昔話のおもしろいところですね。
投稿: そらこ | 2008年3月 8日 (土) 15時07分
あー。聞いてみたいです。
語りでサスペンス。怖いでしょうね。
怖いの苦手なので、ドキドキして、逃げたしちゃうかも。
(どんな大人なの!)
「だるまさんが」は、色々な所で紹介されていますが、
面白そうですねえ。
投稿: こもも | 2008年3月11日 (火) 08時15分
こももさん
怖いお話といわれるお話ではないのです。にげだすほど怖くはないと思う増すよ。でも、何がおきているのかわからないので、不気味で、先を聞きたくなると思います。
「だるまさんが」人気ですね。
投稿: そらこ | 2008年3月12日 (水) 06時14分