だるまさんがいっぱい
チューリップの芽が顔を出している。雪柳のつぼみが膨らんでいる。朝起きたらうっすら雪化粧していたけれど、日中よく晴れて、春はそこまで来ている。
図書館のひよこちゃんのおはなし会。きょうは親子17組も集まってにぎやかだった。
プログラムは
手袋シアター つんつんつくし 『おはなしおばさんのこっちむいておはなしおもちゃ』より 藤田浩子 一声社 *
絵本 ゆきがたくさんつもったら ルク・デュポン作 ヒド・ファン・ヘネヒテン絵 ひしき あきらこ訳 フレーベル館
絵本 はさみみうさぎ ママダミネコ/作 新風舎
手遊び つくしんぼ *
絵本 だるまさんが かがくいひろし/作 ブロンズ新社 *
絵本 なにたべた? 木坂諒/文 アンヴィル奈宝子/絵 福音館書店 *
手遊び にぎり ぱっちり *
紙芝居 おひさまにこにこ (年少向けおひさまこんにちは) まどみちお/脚本 長野ヒデ子/画 童心社
紙芝居 ゴロゴロゴロン とよたかずひこ/脚本・絵 童心社
ひとつのベージに同じ登場人物の絵が複数描かれていると、小さな子はその登場人物が動いているのではなく、違う複数の人がいると思う。そう聞いたことがある。
その意味でかがくいひろしさんの『だるまさんが』は、はじめてみたとき、小さな子には理解できないと思った。それでも、今日使ったのは、たとえ違うように理解しても、赤いだるまさんがかわいらしくて、楽しめると思ったからだ。
さてわたしがぺーじをあけて、「だ る ま さ ん が」と読み始めると、さっそく「いっぱい~」というかわいい声があがった。2歳くらいの子たちだ。「うん、いっぱいだね」といいながら、ページをめくって読みつづけた。子どもたちはだるまさんがいっぱいいるのがうれしいらしく、だるまさんがたくさんでてくるページになるたびに「いっぱい」という。
なんとわかりやすい反応だろう。 とってもおかしかった。
この絵本、次には図書館の3歳以上対象のお話会、小学校1年生の朝の読み聞かせで読んでみようと思っている。どんな反応がかえってくるやら。楽しみだ。
« 語り手の言葉 | トップページ | また張り切りすぎ? »
「ひよこちゃんおはなし会」カテゴリの記事
- K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 時間をかけてたっぷりと(2024.08.15)
- K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 フクロウとほくろ(2024.07.19)
- K市立図書分館 ひよこちゃん 0~1歳さんと2~3歳さん(2024.06.20)
- K市立図書分館 ひよこちゃん 読み継がれていく絵本(2024.05.16)
- K市立図書分館 ひよこちゃん これからも来てね(2024.04.18)
そらこさん
「だるまさんが」は 小学生・幼稚園児に 大大人気でした。いっしょに声を出せること、絵と言葉の楽しい一致、読むほうも子どもたちといっしょに楽しめる絵本でした。
2歳くらいの子にも楽しめるんですね。こんどの反応も聞かせてくださいね。
投稿: マーガレット | 2008年2月28日 (木) 19時05分
私たちのところでも『だるまさんが』は大人気でした。高学年の子も喜んでます。「こういう本ってかえって高学年こそ喜ぶのよねぇ。」と話していましたが、小さい人たちも小さい人たちの感性で楽しめるのですね。「いっぱい」がうれしいって、お友達が好きってことでもあるのかしら。可愛いなぁ。
投稿: あそびっこ | 2008年2月28日 (木) 21時09分
マーガレットさん、あそびっこさん
ああ、やっぱり、みんなが楽しめる絵本ですね。あのだるまさんの表情やしぐさがとってもかわいらしくって、おかしくって。みているとだるまさんと一緒に体を揺り動かしたくなります。
投稿: そらこ | 2008年2月29日 (金) 06時04分