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2007年12月20日 (木)

いいわけ あれこれ

昨日の朝の読み聞かせは、2年2組。

プログラムは

 馬方やまんば 日本の昔話
 絵本 まどからおくりもの (五味太郎・しかけ絵本 (3)) 五味太郎/作 偕成社
 絵本 くもくん (いとうひろしの本) いとうひろし/作 ポプラ社

忙しくて、本選びがきちんとできなかった。「馬方やまんば」を語ると早いうちに決めていて、4~5分のクリスマスの本、または、あたかい絵本を考えていた。ところが、候補に思っていた本『ゆうびんやさんおねがいね』が意外に長く、また、音読してみると繰り返しが多すぎた(これは、cleverbillさんがおっしゃっていた「おひざの本」だろうか?)。 そこで、急きょ家にある本で探すことになったが、なかなかぴったりくるものがみつからない。結局、時間がたっぷりあったら(早く教室に入ったら)『クリスマスのおきゃくさま』、時間があまりなかったら『まどからおくりもの (五味太郎・しかけ絵本 (3))』にしようと予定した。
ところが、教室に入ったのが、本来の開始時間のちょっぴり前という、ちょうど中加減の時間になってしまった。

「馬方やまんば」を語りながら、これが終わってから『まどからおくりもの (五味太郎・しかけ絵本 (3)) 』を読んでも、時間が余るからどうしよう、などと余計なことを考えたものだから、身が入らず、いい間違えたり、飛ばしそうになったり、散々な出来だった。ただでさえ、子どもの前で初めて語るお話だから、集中しなければいけなかったのに。それでも、馬が3本足、2本足で走るところを、子どもたちは想像して楽しんでくれたのは、うれしかった。この学年の子は、おはなし好きな子が多いのだ。

さて、『まどからおくりもの (五味太郎・しかけ絵本 (3))』を見せると、知っているー!の声があちこちから上がった。予想はしていたが、息子が「何回見ても、おもしろい」といっていたのを頼りにして、きっと、細かいことは忘れているだろうと思ったのだ。ところがすっかり覚えている子どもたちが何人もいた。数人、ぜんぜん知らない子もいたのが救いだった。

読み終わると、やはり1~2分時間がある。「もう1冊!」と声があがり、手提げ袋に入っていた『くもくん (いとうひろしの本)』を見せ、おそるおそる「この本は知っている?」と聞くと、ひとり知っているだけだった。ほっとして、読む。子どもたちは、ページをめくるたびに、うわーと、素直に喜んでくれた。

教室を出ようとすると、一人の女の子が、わたしの手提げ袋に入っている『クリスマスのおきゃくさま』をみつけて、「これは?」と聞いてきた。「この本も読もうと思ったけれど、長すぎるから読めないのよ」と答えた。

そのあと、反省会をし、ほかの教室で読まれてた本は、みな読み手に選びぬかれたおもしろそうな本だと思った。私の担当したクラスは、しどろもどろのお話と、知りつくしている絵本と、ほんの短い絵本で、子どもたちは不完全燃焼ではなかったかなと、子どもたちに、もうしわけなく思った。

いろいろなことが重なって、いいわけは山ほどあるけれど、やっぱり選書はかなめ。早め早めを心がけて、余裕を持ってのぞむ。来年の目標だ!!

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すいすい 朝の小学校おはなし会」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。お久しぶりです・・・
ミクシイに登録して初めて送るコメントです。

 「馬方やまんば」小澤先生のですよね。小澤先生が、昔話大学で、語られたときは、絵がよくかけて、とても楽しかったのを、おぼえています。
 きっと、子供たちも楽しかったと思いますよ。

わすれなぐささん

わあ、いらっしゃいませ~。お久しぶりです。

わたしも、昔話大学の先生のお話を聞いておもしろくて、おぼえたいと思いました。最初、先生のようにかるく語っていたのですが、勉強会のほうで、前半をもっと印象的にというアドバイスをいただきました。まだ、なかなか思うように語れないでいます。語りって、波があるけれど、最近またちょっと低調気味です。

また、ブログにいらしてくださいね。

そらこさん
ご心配をおかけしました。無事復活して、クリスマスを迎えられます。
あたたかいコメントありがとうございました。
私もこれからもがんばります。

マーガレットさん

メリー・クリスマス!!
なんでもなくて、ほんとうによかったです。
わたしも、またがんばります。

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