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2007年10月26日 (金)

なりきる力

子どもたちの数が3歳児さんから5歳児さんまで合わせて16人、小さな小さなI保育園のお誕生日会でのおはなし会。10月のお誕生日は5人。4歳になったお友達ひとりと6歳になったお友だちが4人で、みんな、金の冠をかぶせてもらって、にっこり。女の子のひとりは、かぶせてもらうとすぐにたちあがって鏡の前に走っていったのが、ほほえましかった。

プログラム

 手袋シアター でぶいもちゃん ちびいもちゃん *
 絵本 へっこきよめさん (子どもとよむ日本の昔ばなし) おざわとしお・からさわかおり文 はなのうちまさよし絵 くもん出版 *
 絵本 なんだこりゃたまご ジェラルド・ローズ作 おさなぎひとみ訳 ほるぷ出版
  大型絵本 へびくんのおさんぽ いとうひろし作 鈴木出版
 手遊び じゃんけん山のパンやさん
 紙芝居 コンコちゃんとなかまたち すとうあさえ脚本 福田岩緒絵 童心社 *

 子どもたちは、とっても素直だ。遊んでいても、おもしろいところになるとちゃんと耳をすます。「でぶいもちゃん ちびいもちゃん」のあと、なんとなくざわつきはじめたので、『へっこきよめさん (子どもとよむ日本の昔ばなし)』はまだ無理?と心配して読み始めたのだが、ふと気がつくと、しんとして聞いているのに驚いた。
 おもしろい反応だったのが『へびくんのおさんぽ』。水たまりをわたっているヘビの背中の上をいろいろな動物がわたっていく。はじめ小さな動物が動物だったのに、だんだん大きくなる。そのナンセンスをわたしたち大人は笑って読むのだが、子どもたちは、わー、かわいそう。とへびくんを真剣に心配している。
コンコちゃんとなかまたち』は、コンコちゃんの気持ちによりそって読んでいく物語なので、紙芝居とはいえ、小さな子には退屈かもしれないと思ったのだが、後半から、真剣に聞いてくれた。

 おはなし会が終わって、園長先生と少しお話をした。11月の発表会では、「とりの王さまえらび」をオペレッタにするとのこと。いま子どもたちと白いシーツをいろいろな色に染めて、鳥の翼をつくっていると、ピンク色に染まった、まん丸の布を見せてくださった。まんなかまで切込みをいれて、マントのようにして羽織り、みんなで鳥になるのだそうだ。発表会の日まで、みんなで絵本を見て、読んで、お話して、歌をうたって遊ぶ。そしてなんと、発表会の当日に、自分のやりたい役になれるというのだ。なんて素敵だろうと思った。
 園長先生のおはなしでは、子どもたちは、舞台装置も、衣装もなくても、役になりきる力があるという。だから、衣装はなくてもいいのだけれど、発表会は、小学校の体育館を借りて行い、たくさんの人が見にくるので、観客が理解し、満足するように、衣装が必要となってくる部分もあるのだと。改めて、子どもたちって、すごいっと思った。
 そして、『へびくんのおさんぽ』の子どもたちの反応も、なるほど、ヘビくんになって感じる子どもたちならではのものだと感心し、納得した。
 また、ひとつ教えてもらいました。
 

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