おもしろいことをさがしている。

この前の土曜日は暑ーい運動会。それから子どもたちは、振り替え休みも合わせて３連休があり、今日は３日ぶりの登校、そして、いきなり朝の読みきかせ。

まだしっとりとおはなしを聞く気分ではないだろうなと考えて、楽しいおはなしを選んで、２年生のクラスにはいる。

絵本　あいうえおうた (幼児絵本シリーズ)　谷川俊太郎／文　降矢なな絵　福音館書店
絵本　アネゴンたいタロラ (ひまわりえほんシリーズ)　あきやまただし／作　すずき出版
おはなし　天狗徳さ　岐阜県坂祝町の昔話　

男の子たちが元気のいいクラスだ。いろいろといってくれる。わたしは、自分の子どもが男の子ひとりのせいか、男の子が素直にあーだこーだ言うのが好き。だから、とても楽しかった。

『あいうえおうた (幼児絵本シリーズ)』は、１ページごとに、このページはおもしろいとか、おもしろくないとか批評してくれる。

『アネゴンたいタロラ (ひまわりえほんシリーズ)』は、姉弟げんかがエスカレートして、怪獣対怪獣の劇場世界にワープする。こちらの世界とあちらの劇場世界を行ったり来たりする繰り返しを楽しんでもらえたと思う。

「天狗徳さ」は、はじめのうち、もぞもぞして聞いていたが、おはなしが面白くなってくると、耳を傾ける子が多くなった。先を予想したり、徳ぼう（徳さの子どもの頃の名）や天狗の真似をしたりする子もいる。私はその反応があまりおもしろかったので、気がとられいっぱいとちってしまった。いけない、いけない。
でも、楽しんでもらえたから、よしとしよう。

この子たち、おもしろいことを探しているんだな。そんな気がした。