おはなし大好きな子たち
夏休みも今日で終わり。昨日は、最後の週末だったから、きっと子どもたちはどこかへつれていってもらって、図書館にはこないだろうと思っていたのだけれど、意外や意外、1歳くらいの子から、小学生低学年まで20人以上もあつまった地元図書館のおはなし会。
いつもいっしょにおはなしをしている人たちが、みな都合が悪く、わたしひとりだったので、わたしの好きな本ばかり読んだ。
プログラム
わらぺうた とんぼとり おてぶしこぶし
絵本 おおきなたまご (たまごのほん) 寺村輝夫/作 和歌山静子/絵 あかね書房
絵本 ゆうちゃんのみきさーしゃ (こどものとも傑作集) 村上祐子/作 片山健/絵 福音館書店
てあそび 一本橋のはくしゅ
絵本 おさるとぼうしうり (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本) エズフィール・スロボドキーナ/作 松岡享子/訳 福音館書店
紙芝居 ニャーオン 都丸つや子/脚本 渡辺亨子絵/作 童心社
大型絵本 ちびゴリラのちびちび (ほるぷ出版の大きな絵本) ルース・ボーンスタイン/作 いわたみみ/訳 ほるぷ出版
きっと、みなおはなし大好きな子たちだったのだと思う。わたしが「はじまるよ」と声をかける前に、ちゃんとすわって待っていた。小さな子がふたりばかり、ずっとしゃべっていたり、声をあげたりしていたのだが、他の子はずっと静かに絵本を見ていた。
『ゆうちゃんのみきさーしゃ (こどものとも傑作集)』は、マーガレットさんが文庫で読まれたのをブログで読んでまねして読んだ。ミキサー車に何を入れるのだろう、何ができるのだろうと先が楽しみなおはなしで、ぺージをめくるたびに、子どもたちの気が集中するのがわかった。
『おさるとぼうしうり (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)』もよく聴いていた。小学生の子は、ラストのところを先読みして笑いだしていた。
読み方を失敗しちゃったのが『ニャーオン』。紙芝居に書かれている文と、わたしが子どもたちにはなしかける言葉がちぐはぐしてしまった。練習不足だ。
『ちびゴリラのちびちび (ほるぷ出版の大きな絵本)』は、小さな子もよろこんだ。最初のおかあさんゴリラとおとうさんゴリラがでてくるところで、ずっと「おかあさんだよ」といっているちいさな子がいて、かわいらしいなと思う。この本をとじるとき、小学生の子が「もうちびちびじゃないね」とつぶやいた。その言葉の意味をわたしはなぜかとりちがえてしまい「あれっ?間違えた? ちびゴリラだった?」などといってしまった。すぐに、意味がわかり、この子はとてもいいことをいったのだと思って、「ああそういうことか」などともごもごいったのだが、あとの祭。自分にがっかりしてしまった。やはり、おはなし会でひとりだと余裕がないのかなと自分にいいわけしたりしている。
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私も大好きな本ばかりです。
といっても、「おおきなたまご」は読んだことがありませんでした。チェックしなくちゃ・・です。
残暑厳しき折ですが、がんばりましょう。
投稿: マーガレット | 2007年9月 4日 (火) 18時13分
マーガレットさん
台風が接近していて、とても蒸し暑いです。各地で災害がないといいです。
『おおきなたまご』「たまごのほん」シリーズの1冊で、小さくて、みじかい絵本なのですが、豊かな気持ちになれていいですよ。
投稿: そらこ | 2007年9月 5日 (水) 20時26分