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2007年8月24日 (金)

なかよしさん?

 暑い日が続いているが、昨日は朝方に激しい雨がふり、やんでから、久しぶりに過ごしやすい日になった。朝の雨で出足が鈍ったのか、いつもより少ない5組の親子が集まった。ひよこちゃんのおはなし会

プログラムは
 わらべうた とんぼとり * 
 絵本 むしむしだあれ? (はじめてのしぜんえほん) 今森光彦/作 今森洋輔/絵 童心社*
 絵本 どうぶつ 桑原伸之/作 小峰書店
 絵本 さよならさんかく わかやまけん/作 森比左志・わだよしおみ/文 こぐま社
 手遊び いもにめがでて*
 大型絵本 ぴょーん (ポプラ社のよみきかせ大型絵本) 松岡達英/作 ポプラ社*
 紙芝居 のーびたのびた 福田岩緒/脚本・絵 童心社
 紙芝居 はーい! 間所ひさこ/脚本 山本祐司/絵 童心社

 2歳の子が3人。この子たちは、いつもよく一緒に遊んでいるのだろう。なかよしさんだ。でも、小さな子のこと、ささいなことで、ちいさなけんかがはじまる。自分のすわりたいところに、ほかの子がすわった。隣から押した。前に立って、絵本が見えないなどなど……。そのたびに、だれかひとりが大泣きしたり、ひっくりかえって足をばたばたしたり。そのくせ、絵本で興味のあるページがあると、いまさっき騒いだのがうそのように、真剣にみつめる。お母さんははらはらされていたけれど、わたしは、見ていておかしくてたまらなかった。

むしむしだあれ? (はじめてのしぜんえほん)』と『さよならさんかく』。ともに、この3人の子たちと、もうひとりちょっと大きな3歳くらいの男の子が、関心をもって見てくれ、いろいろとおはなししてくれた。『むしむしだあれ? (はじめてのしぜんえほん)』は、身近な虫がでてくること、『さよならさんかく』は、たとえば「さんかくは……」の言葉で、カタログのように、三角のものがならんでいるので、そのひとつひとつの名前を言うのが、子どもたちはとても楽しそうだった。

 おはなし会での子どもの反応は、とても楽しいものだが、今回はとくに、子どもたちの反応に、はっとさせられるような言葉が多かった。
 たとえば、てんとうむしの場面にアブラムシがいっしょにいると、「ああぶらむしだよ」と教えてくれる。さんかくのものが並んでいる場面では、三角と三角が二つつながって四角になっているのがあると、「しかくがここにある」と指差しにくる。
 いちぱん驚いたのは、『ぴょーん』のはねているバッタを見て、「鎧兜みたいだね」。わたしは、いままで、バッタがはねている以外のことを思いもしなかった。、

 子どもたちは、わたしより、ずっと、自由に絵を見ている証拠だと思う。

 

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