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2007年7月 4日 (水)

同じ紙芝居を2回

さすが、梅雨。今週は月曜日から3日連続で雨の日のお昼休みおはなし会になった。

きょうも、他のメンバーはこられず、一人で行うことに。でも、昨日の反省をいかして、読んでいるあいだは、おはなしに集中することに。その結果、本日3回目のお話会でとうとう1ゴールきめられた。

読んだのは、
 絵本 おさるのおいかけっこ いとうひろし作 講談社
 紙芝居 ひこいちどんのかさやさん 水谷章三脚本 小川陽絵 童心社
 絵本 あまがえる先生ミドリ池きゅうしゅつ大さくせん 松岡達英作 旺文社
 紙芝居 ひこいちどんのかさやさん 水谷章三脚本 小川陽絵 童心社

まず真っ先に来てくれたのは、2年生たち。1人の子のリクエストは『おさるのおいかけっこ』。もう一人の子は紙芝居のリクエスト。まずは『おさるのおいかけっこ』から。読み終わって、この本は読み物になっているよねというと、知っている子が数人いた。その子たちが、学校図書館にもあると教えてくる。

つきに「ひこいちどんのかさやさん」を読んでいるうちに、たくさんの子がつぎつぎと入ってた。戸は開けっ放しにしておいたのだが、意外に静かに入ってきて、静かに聴いている。読み終わると、途中からきた子が「もういっかい読んで」そりゃ、そうだ。とちゅうから聴いたんじゃあ、わけがわかんないだろう。でも、はじめから聴いている子は、「違う本がいい」。それも、そりゃそうだ。ところか、はじめから聴いている子の中に「もういっかい聴いてもいいよ。おもしろかったもん」という子がいて、「じゃあ、ほかの本を読んでからまた次に読みましょう」ということになった。

不満の子もいたが『あまがえる先生ミドリ池きゅうしゅつ大さくせん』。これは、水辺の生き物の絵や生態がきっちり描かれていて興味を誘う。ただ絵が細かいので読み聞かせ向きではない。これくらいの狭いスペースでならと思ったが、やはり、目の前に広げてじっくり読む本だった。これは、ちょっと反省。

そこで、もう一度約束の紙芝居『ひこいちどんのかさやさん』。二度目の子も残って最後まで聴いていた。二度目の子のなかで、もうお話はわかっているので、わたしの後ろ側にまわって紙芝居の文字を読むのを見たりしている子もいる。わたしもなんだか、うれしくて、のりにのって読んでしまった。

お昼休みのお話会は、なるべく毎回違うのを読むようにしているけれど、おもしろいお話なら同じものをくりかえして読んでもいいのだ。

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雨の日のお昼休みおはなし会」カテゴリの記事

コメント

すごいですね。
本当に怒涛のような読み聞かせの連続でしたね。お疲れ様でした。
その中で、感動もあり、反省もありですが、いろんな条件で変わってくることを考えると、読み聞かせも生き物だとつくづく思います。文庫でも、子どもが集中してくれないと、うーんと悩むこともありますが、私も励みにしてがんばりますね。

マーガレットさん

今日は久しぶりに晴れて、お話会の予定もなく、わたしは気がぬけたのか、だらだらと過ごしてしまいました。

朝、登校する子どもたちといっしょに歩いたとき、ひとりの子が傘を引きずって歩いたために、壊してしまい、「きのうのおはなしの傘みたいに、なっちゃったよ」といつたのが、おかしかったです。

おはなし会は、おはなしを中心に読み手と聞き手がいて、その時その場所だけのものになる。私も、生き物だと思います。だから、おもしろいですね。

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