今年度はじめてです。
5月にはいって、学校と相談したところ、「1年生もおちついてきたから、雨の日にお話会にきてもらっていいです。2年生以上はもうわかっているし、1年生も担任が部屋を子どもに教えますから」ということだった。そこで、昨年までははじめは1年生の教室までいって呼びこんだりしていたが、今年は、放送を入れてもらうだけにした。
実は、もう2度ほど、天候のせいでお昼休みに外で遊べないことがあったのだが、お昼休みの間は雨があがっていたり不安定で、こちらもグランドの状態がつかめずに行きそびれていたのだ。ようやく、一日中本格的な雨ふりだったので、もう1人のかたとはりきってでかけた。
『ぐうぐうぐっすり』 アーリーン・アールダ作 アスラン書房 *
『シンデレラのおしり』 ニコラス・アラン作 徳間書店
『きはなんのもいわないの』 片山健作 学研 *
『おさむらいさんでござる』 安田のり作 絵本館
『ぐうぐうぐっすり』を、ぱらぱらとやってくる子といっしょに眺めながら他の子たちが集まるのを待った。ところが遊び場と勘違いして入っている子もいて、前の方は絵本を見ているけれど後ろの方はわいわい、きゃーきゃー。相方が「お話を聞くひとだけ残って」と子どもたちを分けてくれた。ようやく落ち着いたので、『シンデレラのおしり』を読んでもらう。
わたしは、入ってくる子、出ていく子の相手をしていたので、内容はわからなかったのだか、子どもたちは笑い声をたてて楽しんでいた。 『きはなんのもいわないの』 は、お父さんが木になっちゃうふしぎな、でも、さわやかなお話。小学生には、ちょっと幼すぎたかなあ。最後の『おさむらいさんでござる』は楽しかった。雲をほしがる殿様のために家来のお侍が悪戦奮闘するのだが、言葉のおもしろさ、展開のおもしろさがあった。
子どもたちは、1、2年生が中心だが、数人中・高学年の子もまじっている。6年生の子が1年生をひざにのせていたりして(きょうだいではないのに)、こういうのは見ていてうれしいなと思う。
ちょっと、あ~あ、と残念に思ったのは、はだしの足をなげだしてすわっていた男の子が、見回りにきた先生にきつく注意されてしまったこと。お行儀悪いといえばそうだけれど、休み時間なのだし、安らぎの時間にしたい。人に迷惑をかけないなら、多めに見たいとおもうのだけれど……やっぱり、先生には言えないな。
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お昼休みにも行かれているのですね~。すごい!!
今からは本格的な雨の季節だし、そらこさんもますますお忙しくなりますね。
初めても子ども達もしだいに慣れてくれるといいですね。
大きい子が来てくれると、自然とお手本になってくれるのが嬉しいですよね。その子達にとって、一つの「居場所」になったら素敵だなと思います。
先生にいえない、よくわかります。
これはお母さんにも言えるかなと思います。
園文庫でも、一人子どものきく姿勢にとっても厳しいお母さんがいて、ちょっとでも足を横にするとすごく怒られます。まだ園児なのでそのことでその子はきくのが嫌になり、愚図ってしまってますますお母さんはイライラされて・・・周りの子にも影響が・・・
鍛錬の場になってしまうと、本が嫌いになるのではないかと、私は危惧してしまいます。難しいですよね。
投稿: ふみにゃん | 2007年5月28日 (月) 10時37分
わたしは、絵本は大人だけで読んでも楽しいけれど、子どもといっしょに読んでこそ、楽しみが広がると思っています。でも、我が子が大きくなると、子どもといっしょに読むことができなくなってしまいます。だがら、こうして学校がおおらかに私たちをうけいれてくれるのを、たいへんありがたく思います。
ほんとうは、読み聞かせではなく、家庭で読むように、ひろげた絵本をいっしょにながめながらよむというのが、やりたくて、一度ためしたのですが、多勢が集まってしまうと無理でした。
ふみにゃんさん、子どもがまわりにいるうちに、たっぷり読んでくださいね。
投稿: そらこ | 2007年5月28日 (月) 20時18分