基本にもどって
昨日はすいすい読書。今年度、朝の読みきかせで読むのははじめてだ。
朝の読み聞かせは、もう、はじめてから6年目になる。回数を重ねるごとに、本選びが難しくなってきた。おまけに子どもたちに対してだけでなく、先生に対しても、読み聞かせ仲間に対しても、へんに意識するようになってしまっている。これではいけない。基本にもどって、子どもといっしょに楽しむことを一番に考えていきたいと思う。って、これがまた難しいのだが……。
4年1組に選んだプログラムは
しかけ絵本 『びっくりかずあそび』大日本絵画
おはなし 「エパミナンダス」
『びっくりかずあそび』は、1から10まで、その数の動物が飛び出すしかけ絵本。色鮮やかで飛びだす変化が見事なので興味をもって見てくれた。
「エパミナンダス」は、はじめのうち子どもたちの表情は固かったが、エパミナンダスが次になにをするか予想できるようになると、にやにや笑いが広がっていった。
でも、お母さんの堪忍ぶくろがきれてついに怒りだすところからは、子どもたちはポカンとしてわたしを見ていた(わたしはここが語っていて気持ちいいのだが)。語り方に問題があるのかなあ。いつもすました顔をしているおばさんが、「おまえの頭は、生まれたときから空っぽで、これからさきも死ぬまで空っぽ」なんて、いきまいたからショックを受けたのかなあなどと考える。
来月は4年2組。同じプログラムにするか、変えるべきか。悩めるところだ。
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