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読み聞かせのときの、ページのめくり方、読み方について、このごろ気になっている。

基本としては、ページをめくり、読み手が絵を見てから読みはじめる、なのだと思う。

このあいだ、ウクライナ民話『てぶくろ』で、「もう~びきになりました」を、絵を見せる前に読んだ(つまり、次のページのはじめ一文を、めくる前にに読んだ)と、おはなし会仲間が話してくれた。うーん、それはどうかなあ、「もう~びきになった」絵を見てから、言葉をきいたほうがも落ち着くのではないかと、わたしは話した。

でも、『ぐりとぐら』のカステラが現れる場面はどうだろう。めくる前に、「おなべのふたをとると、」まで先に読んで、ページをめくったほうが感動が大きいのはないだろうか。

また、『こすずめのぼうけん』のお母さんすずめが現れる場面も、「ぼく、あなたのなかまでしょうか?」「ぼく、ちゅん、ちゅん、ちゅんってきり いえないんですけど」までは先に読んで、お母さんすずめが見えないようにして、そのあとでページをめくり「もちろんなかまですとも」と読んだほうが、効果的ではないか。

けれども、この絵本をつくった作家の思いは、どうだったのだろう。と思う。作家は、ここの絵でこの文を読んでほしいと思っているからこそ、そのページに文を書いているのだ。それを読み手が勝手にかえてしまっていいものか。

さて、どうしたものか。

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絵本」カテゴリの記事

コメント

文章と絵の配置については、わたしも時々これこうしたいなぁと思うものがあるんですが、やっぱり作者的にはどうなんだろう?と考えてしまいます。
松谷みよ子さん/瀬川さんのいないいないばあも、最後ののんちゃんのページはどうして見開きなんでしょう。。。
うちで読んでいるときは、ばあしてるのんちゃんだけかくしたりしていますけどね。

難しい問題ですね。
以前、作家さんは忘れましたが、カラーと白黒と交代に出てくる本の作者にどういう意図があるのですかとお聞きしたら、予算の都合でといわれたことがあります。その時、作家さんが描きたいように描いているわけじゃないんだと思ったことがあるのです。
もちろん絵本によりけりですが、読み手の思いでページを繰ることがあってもいいかな、と思っています。『ぼちぼちいこか』などもやはり片方隠して読みますし。
どうでしょうね。

フラニーさん

『いないいないばあ』は、わたしも、かくしています。おはなしの講習会があったとき、小さな子は同じページに同じ子がでてきても、ちがう子と思ってしまうというおはなしをうかがい、かくして読むようにと教えられました。
これも、見開きですが、先にページをめくるのと同じことになるのかな。

マーガレットさん

作家の思いだけではなく、いろいろなことがかわつて、絵本ができているのですね。予算のため、とうのも、さびしいけれど、現実なのかな。白黒と、多色刷りが交互の絵本は、ふるい絵本でよく見かけますが、それも予算の問題でしょうか。
『ぼちぼちいこか』は自分で読みきかせしたことがないのですが、隠して読むというのは、知りませんでした。ためしてみます。

以前、「キャベツくん」で、「ブキャ!」を読んでから読む、読まないで討論したことを思い出しました。読んでからめくった方が、面白い!ということになったのですが(私も、そう思ったのですが)、作者の想いは、どうなんでしょうね。考えさせられました。

隠して読むという方法を思いつきませんでした。
「いないいないばあ」。大好きな一冊なので、ためしてみたいと思います。

ごめんなさい。↑のコメントです。「読んでから読む」ではなく、「読んでからページをめくる」の間違いです。

『ぐりとぐら』に関しては、松岡享子さんが著書『えほんのせかい こどものせかい』の中で、

「ぐらが、おなべのふたをとると」までを、前のページの絵を見せたまま読んだほうがおもしろい

という趣旨で述べてありますがいかがでしょう。

私が経験したのは、昔話の絵本などに多いようですが、絵と文章がずれていたり、絵だけが見開きいっぱいに書かれていて、その場面の文章は次のページに書かれている本は、どうしようかと迷いました。絵本というよりも絵童話の分類に近いのかも知れませんが。そもそも読みきかせには向かない本というふうになるのでしょうか。でも子どもたちに届けたい!判断が難しいですね。

こももさん

「読んでから読む」ごめんなさい。笑っちゃいました。でも、地の文章と別に、絵の中の言葉なんかがあって、どちらから読むか迷うことも、ありますよね。
『キャベツくん』の、読んでからめくるというのも、知りませんでした。偶然、昨日、仲間が読んでいる(めくってから、読んでいました)のを見て、ああ、やっぱりおもしろいわと思ったばかりだったのですが。こちらも一度、試してみます。

ふみにゃんさん

松岡先生も、そう書かれているのですね。ああ、憧れの先生です。一度先生の語りをききたいです。
著作物使用のガイドラインができて、著作権、改変のことを考えることも増えてきて(最近では森進一のおふくろさん)、以前は何気なくやっていたことが、ちょっと待って、と考えるようになりました。

そういえば、ラチョフが描いた『てぶくろ』(ネット武蔵野)のカラー版がでています。これも一度、仲間に読みきかせしてもらったのですが、絵が2場面ぐらいぬけていて、残念でした。よみものの挿絵だったのかなあと思ったりします。

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