第一印象じゃわからない。
今日は、ダブルヘッダー
1回目は、I南小学校、朝のおはなし時間。今回で2回目、6年生のクラスを担当した。
教室へいったものの、子どもたちは数人しかいない。廊下で遊んでいる子も数人。その辺にいる子をつかまえて、なにか行事でもあるのかときいても、へ?という顔をしている。これは教室崩壊じゃなかろうか、大丈夫だろうかと思っていると、ようよう先生が現れた。おはなしために、机を後ろにずって、子どもたちに前の方に座ってほしいとお願いしたところ、先生が子どもたちに指示を出された。「どうしてー」と不平をもらす子もいたが、先生はかまわず「協力してください」と繰り返し、そのころには、3分の2くらいの子が教室にはいってきて、なんとか、おはなしの体勢ができた。子どもたちはすわったら、ちゃんと並んでいたので安心した。
プログラムは
絵本『だって…』(石津ちひろ文 下谷二助絵 国土社)
おはなし「ルンペルシュテイルツヘン」(グリムの昔話)
『だって』は、おかあさんに注意された子どもが「だって…」といいわけをする。その内容が見開きページに絵だけで描かれる。ひとつめの「だって…」でしらっとしていたが、ページをめくるごとにくすくす笑いが広がっていった。
絵本を読み終わるころ、子どもたちがばらばらとはいってきて、全員が集まった。
「ルンペルシュテイルツヘン」は、実によく聞いてくれて、天にものぼる心地だった。クライマックスで鐘がなってしまったのが残念だったけれど、子どもたちはあまり気にしていないようだった。学級崩壊ではというような心配は取り越し苦労。とってもよく聞ける子どもたちだった。
このあと、一年に一回のボランティアの交流会があったのだが、わたしは、保育園でのおはなし会があったので、先に帰らせてもらった。うーん、残念。この学校での読みきかせ事情、子どもたちの様子をききたかったのに……。この学校のことがわかれば、はじまりのあの状態に不安にならずにすんだのに。
ひとつひとつのおはなし会をもっとゆったりしたいと思う。調子にのって、あまり、予定を入れすぎにないように、これからは気をつけよう。
保育園でのおはなし会の様子は、また、のちほど。
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「ルンペルシュテイルツヘン」天にものぼる心地ですか~。とてもうまくいったのですね♪
まだまだ私はそんな気持ちになったことはないですが、聞き手との一体感がそうさせるのでしょうね。私もがんばってそんな体験が出来る日がきたらいいなと思いました。
おはなし会をゆったり、私も先輩からよく注意されます。楽しいのでついつい予定を入れてしまうけど、こちらがゆったりと余裕があるほうが、聞き手が疲れないよと。私は楽しさのあまり、気がつくとやっつけ仕事のようになっている時があって(苦笑)、いつも反省しています。特に未就園児さん相手だとゆったりやらないといけないなと反省しきりです。
投稿: ふみにゃん | 2007年3月10日 (土) 15時07分
ふみにゃんさん
やっつけ仕事になっていること、わたしもときどきあって申し訳ないことです。
おはなし会の当日もそうですが、そのまえの準備をゆったりしてやらないといけないのですが、ついつい予定を入れすぎると、その余裕がなくなるんですよね。
おはなしは、今まででいちばん集中してできました。子どもたちがよく聞いているので、こちらものってくるのです。でも、またそうなることを期待して語ると、しくじると聞いています。
子どもたちにおはなしを伝えようと、続けていけば、ふみにゃんさんにもそんなときが訪れますよ。おたがい、こつこつがんばりましょう。
投稿: そらこ | 2007年3月11日 (日) 06時58分