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いろいろな子がいて

D保育園、年中、年長さん、「おはなし・ぽぴんず」のストーリーテリングによるおはなし会。

プログラムは
 てぶくろ ウクライナ民話
 わらべうた せんべせんべやけた *
 おおかみと七ひきの子やぎ グリムの昔話 *

この保育園では今年度、夏と秋に語り、二度とも子どもたちが、あまり集中して聞いてくれなかったのだが、今日は、ものすごくよく聞いてくれた。

「てぶくろ」では、はじめ、てぶくろに「はいれるわけないよー」と一人の子がいっていて、どんどん動物たちがはいっていくと、驚きの声が広がっていった。語り手も、こんな反応がよかったのは初めてと喜んでいた。彼女のできもすばらしかった。

さて、わたしが語りだしたころから、一人の年中さんが、先生と遅れてはいってきて、大声をあげたり、歩き回ったり、わたしの横に立ったりした。「これは困った、どうしよう。あまり騒いだらおはなしをいったん中断しようかと」と思ったのだが、子どもたちは、その子をちらっと見やるだけで、おはなしを一心に聞いている様子。こちらもやめるわけにはいかない。最後まで語り終えた。

後から、園長先生に伺ったところでは、その子はまだ入園して2週間程度。これからその子が集団生活ができるよう育ってほしい。また、いっしょにおはなしがうまく聞けない子を排除するのではなくて、ほかの子どもたちも、その子といっしょにいることで育ってほしい、という思いから、わたしたちには失礼だったかもしれないけれど、あえて、いっしょに聞かせたとのこと。園の深い思いにたいへん心を打たれた。
おはなし会をひらくとき、子どもが集中できるように気を使うのは大切だけれど、おはなしって、そもそもお楽しみなのだから、しんとしていなければならないことはないのだ。
しかし、あの環境で語りつづけられたのは、語りなれたおはなしだったからこそ。子どもの前で語るには、口が自然に動いてしまうくらい練習していかなければと思う。

園では、インフルエンザが猛威をふるっているそうで、子どもたちはいつもの3分の2程度。人数が少ないから余計に親近感ができて、よく聞けたかもしれないという話になった。そこですかさず「聞き手の人数は多すぎないほうがいい。夏と秋はまだ子どもたちも落ち着けないので、来年度は、年長さんだけで」と言ってみると、思いがけず受け入れてもらえた。いままでのおはなし会の様子から、年中さんは、いっしょに聞くのはまだ無理だと思っていたが、そのたびに「年中さんにも聞かせたい」と言われていたのだ。
わたしたちの思いが通じて、また園の思いもわかって、うれしい日になった。

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