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語りおさめ ルンペルシュティルツヘン

今年の語りおさめは、昨年と同じ、おはなし*ぽぴんずによる児童館でのおはなし会。

プログラムは

 わらべうた てんやのおもち
 スヌークスさん一家 ウィリアムズ作
 ルンペルシュティルツヘン グリムの昔話

わたしは、「ルンペルシュティルツヘン」を語った。

今日、児童館にはたくさん小学生の子がいたのだけれど、外で遊ぶ子や、編み物(昔はやったリリアン編みを毛糸でやっていた)に夢中な子が多く、お部屋に来てくれたのは、十数人だった。ちょうどいいくらいの人数だと思う。
お話を聞けない小さな子が数人いて、はじめのうち、ちょっとばたばたしてしまった。もうすこし、小さい子向けのおはなしにした方がよかっただろうか。でも最後まで聞いていた、2、3年が中心の子たちは、しっかり聞いてくれたので、まあよかったかな。

「ルンペルシュティルツヘン」は、子どもの前で語るのは2回目だ。前よりすこし落ち着いて語れたと思う。このおはなしは、練習すればするほど、感じるところがあって面白い。いま、とくに感じているのは、「生きぬく」ということ。今日を生きぬかなければ明日はない。本能的に娘は命を最優先に選んでいくのだ。その守るべき命は、自分が母となったときには、自分から子どもの命にうつる。そして、ぎりぎりまで追いこまれたとき、偶然の幸運に救われる。
おはなしは、聞き手によっていろいろな解釈ができるから、語り手の思いをあまりこめずに、出来事をたんたんとそのままに語るほうがいいといわれる。でも、わたしは「ルンペルシュティルツヘン」を語るとき、「とにかく生きぬく」ことを、子どもたちに伝えたいと、思わずにいられない。

さて、このおはなしで、いちばん迷ったのは小人をどう語るかだ。悩んでいたところ、語りの先生から、「小人は情をかけて、名前あての条件をつけたところで、負けてしまった」という意見をうかがって、目から鱗だった。小人と娘の勝負の話でもあるのだ。そうなると、最後の最後で逆転された小人の恐ろしいかんしゃくも理解できる。先生は「わたしは、小人を主人公として語るのだけれど、あなたはあなたの語りでいい」と言ってくださった。
わたしは、粉やの娘がヒロインだと思い、ラストはヒロインの視点で語っている。でも、まだラストを自分なりに消化できていない。これからの課題だと思うし、そのうち語り方がかわってるかもしれない。だから、おはなしは面白いのだ。

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おはなし・ぽぴんず(ストーリーテリング)」カテゴリの記事

コメント

またまた、魅力的なお話ですね。
「とにかく生きぬく」こと。本当に伝えたいですね。
そして、何より、「あなたの命は、とても重いんだ」ってこと。伝えたいなあ。
こんな社会にしてしまった大人だからこそ、やらなければいけないことが、私たちにはありますね。
来年も、よろしくお願いします!良いお年をお迎え下さい。

こももさん

>「あなたの命は、とても重いんだ」ってこと。伝えたいなあ。

そうなの~。「ルンペルシュティルツヘン」を覚え始めたころは、そんなことを感じなったのだけれど、練習している間に、いろいろな事件などあって、そう思うようになったのかもしれません。

大掃除をしながら年を越しました。

今年も、よろしくお願いします。

こももさんにとって、新しい命に火の灯る年。よい年になりますように。

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