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2006年12月12日 (火)

牛方とやまんば

12月にはいってからのおはなし会は3回。

2日(土) 地元図書館おはなし会 

11日(月) 小学校おはなし広場

12日(火) お昼休みおはなし会

お昼休みおはなし会は、また改めて書くとして、今日は、おはなし広場で語った「牛方とやまんば」について書いておこうと思う。

ストーリーテリングをはじめた頃に覚えたお話で、師走のこの季節に数回語ってきた。山姥がでてくるので、子どもたちは結構よく聞く。とくに牛方がおそろしい山姥に追いかけられる前半は緊迫していて子どもたちをひきつける。だが、山姥がおろかで笑わせてくれる後半になると、だらけてしまうことがよくあった。子どもたちはなにがおもしろいのかわからない様子で、つまらなさそうな顔を見せることさえあるのだ。
今回、山姥のイメージを前半、後半に分けて、くっきりと描くことに専念してみた。また、先生から、前半は牛方の視点で、後半はつきはなした第3者的視点で、山姥をだましているユーモラスな場面だと思いながら語ってみてはどうかというアドバイスをいただいた。
その通り、うまくできたかどうかはわからないが、子どもたちは、後半もしっかりついてきた。「ごろごろ鳥がなくそうな」「かちかち鳥がなくそうな」のセリフのあと、つぎは何鳥がなくのだろうという顔で、待っていて、「ぼうぼう鳥がなくそうな」というと、笑いがはじけた。こんなに楽しめたのは、初めて。
「おはなしだけに専念して語る」ことをこひつじ文庫のマーガレットさんから教えていただいて、そう心がけたのもよかった(マーガレットさんありがとう)。これからも、忘れないようにしよう。

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コメント

自分が楽しめるって、何よりですね。良かったですね!
それにしても、興味深い話ですね。私も聞いてみたいなあ。

こももさん

ありがとう。はじめ、うまく語れるかどうか不安という気持ちもあったのですが、子どもたちが助けてくれました。おはなしも読み聞かせも、気持ちのふれあいの場だ、最近つくづく思います。

お疲れ様でした
牛かたとやまんば、子どもに話すときって、そういう視点で話すといいのか。子どもと一体感が得られているときって、話していても読んでいても幸せですよね。

ぱいぽさん

この語り方が、いいかどうかはわからないです。でも、子どもたちがそわそわすることが多かった後半を、楽しんでもらえたのがうれしかったです。
失敗も数々あるけれど、こういうことがあるから、やめられないんですよ。

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