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2006年4月30日 (日)

ごめんなさい

 ついに、地元図書館本館で定期的に、ストーリーテリングの会「おはなしの泉」が語る時間をいただいた。といっても、第5週の土曜日なので、1年に数回しかないのだが、まだひよっこの私たちには、ちょうどいいくらいのペースだ。

 昨日はその栄えある第1回目。とはりきったが、ゴールデンウィークの1日目だったせいか、昨年まで祭日は図書館が休館だったせいか、集まりが悪かった。

 やってきたの4組の親子。会員さんのお子さん(4歳)と、いつもお話をききにくるらしい元気な男の子(4歳)と、お母さんのおひざにすわった男の子(3歳?)と、まぎわにお母さんとやってきた男の子(2歳)。2歳の子は、さすがにお話だけできけるか心配して、「絵本も紙芝居も使いません」と説明。お母さんがどうしようかなという顔をされたけれど「きけるお子さんもありますので、一度きいてみてください。」といってしまう。

プログラムは
 文福茶釜 日本の昔話
 こすずめのぼうけん エインワース作 わたしの担当
 手遊び 「なんなんなん」まどみちおさんの詩より わたしの担当
 おばあさんとブタ イギリスの昔話

 お話がはじまると、案の定、2歳の子がさわぎだした。歌をうたったり、アンパンマンの本をだして話し出したり……。それを、おかあさんはにこにこしてみていらしゃる。語り手は集中できずにとてもやりにくそう。ついに、会員の一人がお母さんに注意して、部屋から出ていってもらった。
 だが、いつもお話をききにくるらしい元気な男の子も、お話は一応耳にいれているのだが、歩き回ったり、隣の子にちょっかいをだしたり、語り手に触ってきたり、茶々をいれたり……とやりたい放題。わたしが話しているときには、「もう、おしまいにして」。だからお話がおわったとき、その子の顔を見て「おしまい」といってあげる。この子のお母さんは、一生懸命子どもを静かにさせようとしているのだが、子どもはするりと逃げてしまう。

 その子は3つお話の最中で、お母さんが外へ連れて行かれた。そのあと、「ごめんなさい」という声と泣き声がきこえてきて、お母さんにひどくしかられたことがうかがえた。

 その子も、手遊びのときは、とても楽しそうにやってくれていた。普通のおはなし会だったら、十分に聞けた子なのだ。
楽しいお話の時間のはずだったのに……ごめんなさい。また、子どもがおはなしをきかないことに苦しみ、子どもさんをしからなくてはならなかったお母さんにも、ごめんなさいと思う。

 本来なら、お話は、来た子どもに応じて話してあげるものだと思う。でも、あらかじめきまったストーリーテリングだけで通すしかできないのなら、はじめに、きっぱりと、「絵本や紙芝居は使わないので、ちいさなお子さんはきけなくても、当たり前です。お話が楽しめないと子どもさんがかわいそうなので、すみませんが、部屋から出て行ってください。」と言っておくべきだった。
そういうことを講習でちゃんと習っていたのに、せっかくお話にきたのだから、少しでも、たくさんの子に聞いてもらいたいという気持ちが、ちらっとよぎったのがいけなかった。

 でも、まだまだきじまったばかり。つぎにつなげてがんばろう。

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コメント

ファイト!
これから長く続けていくのですもの、そんな日もありますよね!
私も、きっと「たくさんの子にきいてほしい」と思ったと思います。その理想を叶えるためにも、より多くの引き出しを多く持てるように、お互いに頑張りましょうね!

こけももさん

励ましてくださって、ありがとうございます。

ストーリーテリングは、準備に時間がかかるだけに、「覚えたから聞いて」という気持ちというか、エゴが出てしまうのが、困りものです。

語り手と聞き手の波長がぴったり合うといいのですが。親子関係と似ているかもしれません。

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